都営バス資料館

B代一次車の入札が告示される→いすゞに決定

平成28年4月27日付で、平成28年度新車(B代)の一次車の入札公告が東京都のサイトにて公開された。大型・ディーゼル車・ノンステップバスで、全部で79輛となっている。うち5輛は青梅仕様(中乗り)であることが明示されている。特に昨年のように青梅仕様はAT車限定という表示はないが、そもそも現行モデルのエルガ・エアロスターともに純粋なMT設定がなくなっているためだろう。
納入は7月下旬から翌年の3月10日までとなっており、昨年の例を考えても細く長く導入されるものと思われる。

元々の経営計画では105輛となっていたが、それより少ないことから二次車は確実に存在しそうである。ただし、一次車の納期が来年3月なので前期後期というようなくくりではないため、二次車は予算の都合というよりも別仕様で分けている可能性が高い。

従来であれば低公害枠でハイブリッドが入るところだろうが、最近はそもそも入れていないことや、本年度から燃料電池バスが入り始めることを考えると、二次車が既存の低公害である可能性は高くなさそうだ。

入札には予定として各営業所ごとの予定数が添付されているが、各車庫に分布しているものの毎年予定が変わるので特に明示はしない。ただし、渋谷・深川はゼロとなっているあたり意図的で、別仕様車が二次車の可能性であることを考えると、最新の経営計画で触れられている「新たなバスモデル」が二次車で入る可能性もありそうだ。

確実なのは、青梅が5輛となっていることから、青梅に残るH・K代の中型ロング(HR)が置き換え対象というくらいだろう。
なお、開札は今までよりも入札からの間が空いており6月10日となっている。

開札の結果が公開され、今年度も「いすゞ自動車首都圏株式会社」が落札した。落札金額は税抜15億6420万円(税込16億8,934万円)となっている。次点は東京日野。なお三菱ふそうは入札辞退。単価は税込2,138万円(昨年2,052万円)。

1輛あたり税込2,138万円という価格は、A代の2,052万円、Z代の1,953万円から確実に上昇しているが、今後の推移も要注目であろう。

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