都営バス資料館

V代(H元)-総括

総括 いすゞ 日野 三菱 UD その他 V代データ

特徴

 前期はV234・245・246・506~584で、平成元年7月に導入された。後期分はV585~V595・V634~V663・V867~V870で、11月から年度末にかけて導入された。目黒のグリーンエコー用都市新バス車V600~633に関しては、開通に合わせた平成2年3月の導入となっている。
 前期導入は新宿・青梅・小滝橋・千住・南千住・青戸・葛西を除く12の車庫に73輌が、後期導入が品川・大塚・南千住・江東・臨海・深川に36輌と、年度末の導入として都市新バス「グリーンエコー」[都06](渋谷駅~赤羽橋~新橋駅)用として34輌が目黒に導入された。この代での大きな特徴として、車内面でT代後期に引き続き優先席をはじめとする座席配置の試用がなされたことである。また、中期導入の際にはメーカー4社が発売して一部の事業者には本格的に採用されている電子制御式自動変速装置付き(MAT)車輌を試験導入したことである。これについては、各メーカー2輌ずつの試験導入となった。
 中期導入分以降では、降車合図押しボタンの発光ダイオード化を図り視認性の向上や電球の交換等メンテナンスの問題の解決を図ったほか、局番号札が前面にも取りつけがなされた。
 特定車の導入はなく、貸切車は昭和55~56年度のH・K代の取替えを目的として各メーカー1輌ずつ、計4輌が導入された。翌年度から営業所にかかわらず同一年度は同一車種が調達されることになったため、営業所ごとの指定車種が守られた最後の年になった。また、貸切車の設備としてはシートカバーに禁煙マーク入りの座席を20席新たに設置するようになった。

初期配置

メーカー 車体 型式 備考 A
品川
M
目黒
B
渋谷
C
新宿
D
杉並
W
青梅
E
小滝
T
早稲
F
練馬
G
大塚
P
巣鴨
N
北 
H
千住
K
南千
Z
青戸
L
江東
R
臨海
V
江戸
S
深川
総計
いすゞ IKC P-LV214K 14 14
P-LV314K 14 14
P-LV719R 貸切 1 1
富士 P-LV314K 7 14 21
いすゞ 集計 15 7 14 14 50
日野 日野 P-HT233BA 9 7 16
P-HU233BA 34 1 35
P-RU638BB 貸切 1 1
日野 集計 10 41 1 52
三菱 三菱 P-MP218K 2 2
P-MS725S 貸切 1 1
新呉羽 P-MK117J 中型 4 4
P-MP218K 7 7
P-MP618K 2 2
三菱 集計 2 7 7 16
日デ 富士 P-U33K 7 7 14 28
P-RA53TE 貸切 1 1
日デ 集計 7 7 15 29
ネオ AUV N122 二階建 2 2
総計 10 41 2 1 7 7 15 7 7 7 15 16 14 149

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