都営バス資料館

H代(S55)-総括

総括 いすゞ 日野 三菱 UD その他 H代データ

特徴

 同一の車庫導入でも局番号が飛んでいるものがあるが、全車第1回導入のみであり、導入時期は長い期間に亘り昭和56年3月末から年度を跨いだ4月末にかけて、塗色をガラリと変えて登場した。
 一般車は青梅・八王子・練馬・大塚・志村・江東・葛西を除く14の車庫に153輌が導入された。都電・トロリーバス廃止代替で黎明期のワンツーマン兼用車(R・S代)が置き換え時期になったため、その時期に大量の導入があった小滝橋・北・早稲田といった営業所では多く導入された。
 この代での大きな特徴は、型式は変わらないものの外観が大きく変わったことである。前面及び側面に大型方向幕を導入して大幅に視認性をアップさせたほか、車体の塗色がスカイブルーとアイボリーの美濃部カラーから冷暖房車を非冷房車と区別させるため、イエローとマルーンの鈴木カラーと呼ばれる塗色を採用したことが挙げられる。
 また、G代で試験導入された冷暖房車の本格的導入をしたことである。この代より一般車も全車冷暖房車となり、乗客サービスが向上した。
 これの新車導入に先立ち、3月にプレス発表が行われた。黄線に赤帯の鮮やかなツートンカラーに衣替えして、この色は冷暖房の効く車だということを謳いあげていたが、いざ走り始めてみると色使いがどぎつい、走る公害であるとまで言われる散々な評価であり、わずか1年で取り下げるはめになった。その後、車体更新時に全車現在の色彩である緑・クリーム色に塗り替えられることとなった。
 また、方向幕の大型化とともに、側面・背面の幕は往復とも1コマの幕で済ます方式から、現在と同じく片道ごとに1コマ使う方式へと変わり、より分かりやすくなった。
 側面方向幕の大型化で左方視界に影響が出るため、側面幕の位置が前扉脇の第一窓の位置から第二窓の位置へと変更された。また、これと同時に前面・側面・後面と一括で操作できる3連動式方向幕を採用した。細かな変更点では車内の時計が少し小さめのものになった。

 二階建て車はネオプラン製のバスが南千住に3輌導入された。台東区の要請により上野~浅草を運行するもので、本格的な二階建てバスが初導入された。
 貸切車は昭和50年度のC代以来5年ぶりとなり、2輌導入された。いすゞ・三菱が1輌ずつである。N・P代(昭和42年度)の観光車を置き換えた。車体は客席部の車高が一段高いセミデッカータイプが採用され、車内設備ではテレビ・ビデオやカセット付AM・FMラジオ、そしてカラオケデッキといったAV機器が新たに設置された。シートベルトも新たに取り付けられている。
 ミニバスはトヨタ車を13輌導入した。昭和48年に導入した初代ミニバスの置き換え用であり、初代と同じ数となった。局番も801~813と同じ数字を用いている。

初期配置

メーカー 車体 型式 備考 A
品川
M
目黒
B
渋谷
C
新宿
X
八王
D
杉並
W
青梅
E
小滝
T
早稲
F
練馬
G
大塚
P
巣鴨
Y
志村
N
北 
H
千住
K
南千
Z
青戸
L
江東
R
江戸川
U
今井
V
江戸
S
深川
総計
いすゞ 川重 K-CLM470V 7 21 21 49
富士 K-CLM470V 14 21 14 49
K-CRA580 貸切 1 1
いすゞ 集計 7 21 14 21 21 15 99
日野 日野 K-RE101WR 7 7 6 20
三菱 呉羽 K-MP107K-3U 14 21 35
三菱 K-MP107K-3U 14 7 7 28
K-MS613N 貸切 1 1
三菱 集計 14 21 14 8 7 64
日デ 富士 K-U36K-AR 7 7
トヨタ 荒川 K-BB11 ミニバス 13 13
ネオ AUV N32613 二階建 3 3
総計 20 7 14 7 6 21 21 14 21 14 11 7 21 7 15 206

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