都営バス資料館

都市新-都市新バスの変更・格下げ車

都市新バス専用車として導入された車であっても、経年車となるうちに新車が入ってきてヘッドマークを取り外されたり、転属などで別の都市新バスに付け替えたりする車も存在した。
ここでは、都市新バス専用車の見た目が変わった例を挙げていこう。

1. グリーンシャトル→格下げ

初代のM代都市新バス車は平成2年度のW代導入から順次格下げされ、ヘッドマークはイチョウに交換されたほか、愛称部分は黒く埋められてとなり一般系統用となった。運用の都合でたまに[都01]に入ることもあった。M228のみ最後まで格下げされずに残っていたが、それ以外は全て格下げ対象となった。
car_233 ▲B-M231 [リ]
car_235 ▲B-M229 [塩]

V245, 246, W101は平成11年度にF代の新車導入で格下げとなり、M代と同様にヘッドマーク・行灯が変えられた。また、W102, 103は平成12年に南千住に転出(後にW102のみさらに千住に転出)したが、その際はヘッドマークはイチョウに交換したものの、行灯はカバーをかけたまま埋めずに運用されていた。W101は再度エコーに格上げされたが、後の項を参照。
w_m15 ▲B-W101[き]
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ▲H-W102 千住転属後[し]
w_m19 (Custom) ▲K-W103 南千住転属後[タ]
car_236 ▲行灯にはカバーつき [し]

2. グリーンシャトル→エコー

目黒から移籍した初代グリーンエコーのV代車が平成14年初頭に除籍され、[都01]用に使われていたW代がつなぎとして転用された。これに伴いW101, 104~108の6輛が転用され、ヘッドマークを交換し、行灯については上からシートを貼り、その上に「グリーンエコー」のステッカーを貼ることで対処した。そのため、光る行灯としては機能しなくなっている。W101だけは先行して一般格下げ改造を受けていたため、この車のみ上から横幅の短いステッカーを貼ってた。そのため、他のW代とは印象が異なる。平成14年末~15年初頭のK代登場で姿を消したため、この姿で走ったのは短かった。
w_m22 (Custom) w_m23 (Custom) ▲B-W101, 108[き]

3. グリーンライナー→格下げ

初代グリーンライナーのP代は平成6年1月に深川にP250~255が、平成8年7月に新宿・小滝橋・巣鴨にそれぞれ1輛ずつ転出した車がいる。これらはイチョウマークに交換されて行灯を埋めた格下げ車となっていた。
car_244 ▲S-P254[塩]

car_243 ▲C-P270[塩] car_245 E-P276[L]

 
そのZ代も、平成16年度にM代が入った頃からZ333~336, 338, 339の6輛が順次格下げされ、一般系統専用となり平成18年秋の除籍まで働いた。大塚は都市新バスは専用車で走るという決まりを厳格に守っていた車庫でもあり、格下げされた車が[都02]を走る姿はほとんど見られなかったようだ。
car_242_z335 ▲G-Z335 [ア]

car_242_z333a ▲G-Z333[タ] car_242_z334 ▲G-Z334[ア]
car_242_z336 ▲G-Z336
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ▲G-Z338[ア] OLYMPUS DIGITAL CAMERA ▲G-Z339

4. グリーンアローズ(日野)→格下げ

D・E代(平成9~10年度)車は、平成12年の大江戸線改編の際に系統に合わせて深川に転属する組と杉並残留組に分かれた。このうち、杉並に残留したD337~341, E430~435の11輛は一般格下げされ、D代は「グリーンアローズ」の行灯が撤去されて黒く埋められ、E代はステッカーが取られた。改編より前に改造が行われたため、僅かな期間だけ格下げ後の姿で[都03](新宿駅西口~晴海埠頭)を走る姿が見られた。
それから除籍まで長らく一般車扱いで走ったため、むしろ都市新バスを名乗った期間のほうが短かったと言える。
深川転属組は引き続き都市新バス表示のままで走った。後の平成22年春には、杉並のダイヤ改正で所要数減によりE434, 435が深川に転属したが、再格上げとはならなかった。
car_246 ▲D-D338 [塩]
car_247 ▲D-E435 [塩]

car_248 ▲D代の格下げ部分アップ[塩] car_249 ▲末期のD-D340[五]

 
なお、深川転属後は[都03][都05](四谷駅・東京駅南口~晴海埠頭)を担当したが、あわせて深川が平成15年から担当していた[都04](東京駅南口~豊海水産埠頭)も「グリーンアローズ」だったため、[都04]の運用に入ることもたまにあった。
car_250 ▲S-Z348 [都04]運用シーン 平成17年7月[ア]

5. グリーンアローズ(日野)→快速バス

▲M-S207[塩]

平成10年3月に、東京駅と有明・お台場を結ぶ快速バスに6輛が転用された。つり革の撤去・座席の増設・車体広告枠の撤去を行い、フロントの行灯を「都営バス」に変更し、車体に虹とカモメのイラストをあしらった快速バスとして再デビューした。座席定員制のため乗客定員は36人となった。しかし、運賃もあって成績は振るわず、2年後の平成12年3月に観光車の運行による快速バスにリニューアルされ、全て除籍された。

6. グリーンアローズ(日デ)→格下げ/グリーンスター

平成15年4月に[都04]を江東から深川に移管し、江東は新たに[都07](錦糸町駅~門前仲町)を所管するようになった。これにより、[都04]用の都市新バス車は原則として「グリーンアローズ」から「グリーンスター」への付け替えが行われたのだが、改編当初は付け替えないままで、次いでヘッドマークだけが交換され、後にステッカーも交換した。そのため、過渡期には「ステッカーはアローズ」、「ステッカーなし」という車も見られた。
ただし、ステッカーは剥がされたままになった車(E425)や、一旦貼られたのに再度剥がれた車(E428)、ステッカーの上から隠しマグネットのようなものを貼る車(E424)もあった。
ヘッドマークは移管後しばらくすると、カバーをつけっぱなしにして走る車も多くなっていった。
car_260_e428g3 ▲L-E428 ヘッドマーク・ステッカーともスターに揃い [五]
car_260_e422h ▲L-E422 ヘッドマークのみ交換 [北]

car_260_e425g ▲L-E425 ステッカーなし [五] car_260_e424_g2 ▲L-E424 ステッカー隠し状態 [五]
car_260_e428_g1 ▲L-E428 ヘッドマークカバーつきの末期の姿 [五] car_260_e426g1 ▲L-E426 ヘッドマークカバーつき、ステッカーあり [五]

また、行灯仕様として唯一残っていたX600は残念ながらヘッドマークがイチョウに交換されて行灯は埋められてしまった。X600は引き続き[都07]に入る機会がしばらく多かったこともあり格下げはもったいなかったが、同年夏には除籍されたため、格下げ後は短い命だった。
おまけでF458, 459はヘッドマーク・板ともにグリーンスター仕様に交換されたもの、程なくしてヘッドマークはイチョウに交換されてしまった。
x_u09 (Custom) ▲L-X600 格下げ後
car_260_f459 ▲L-F459 移管当初のヘッドマーク交換後 なぜか愛称板は隠れている[北]
car_260_f458g ▲L-F458 ステッカー交換後 [五]

7. グリーンエコー→アローズ

平成12年12月の大江戸線改編で[都06]が減車となり、不要となったV627~630, 632, 633の6輛が深川に転属して新たに「グリーンアローズ」に付け替えられた。元から日野の同型式も多く走っていた系統のため、さほど違和感はない。平成13年12月にH代が入って除籍されるまでの1年間活躍した。
v_h08 (Custom) car_251 ▲S-V627[タ]、S-V629

8. グリーンスター→格下げ

平成15年4月に[都07]の大部分の運用が江東に移管された。葛西に残るのはX620~630の11輛のみとなった。このとき、葛西に残った車は格下げ扱いでヘッドマークがイチョウに変えられ、行灯が埋められている。もっとも、[都07]の運用に入る姿もそのまま見られた。なお、江東に移籍したX605~610については原型仕様のまま残った。
同年7月から8月にかけて代替となるL代が一斉に入ったため、それぞれの車庫で残っていたX代は全て除籍された。
x_h21 (Custom) ▲V-X620 葛西残留組[タ]
x_h20 (Custom) ▲V-X621 葛西残留組・カバーつき[タ]
x_h16 (Custom) ▲L-X606 江東移管組

9. グリーンスター→アローズ

上記と転出と同時にX611~619か深川に転出し、ヘッドマーク・行灯をグリーンアローズのものに付け替えた。こちらも上と同じく、この姿が見られたのは3~4ヶ月の間だけだった。
x_h19 (Custom) ▲S-X612 深川移管組[タ]

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