都営バス資料館

六本木ヒルズ専用車

 平成15年10月に渋谷駅から六本木ヒルズまで直行という意欲的な設定で開業した[RH01]。この系統専用の車輛として、森ビルが購入した専用車3輛が導入された(局番L661~663)。そのため、平成15年度の交通局の新車の購入契約ではこの3輛は除かれている。
 そのためか、都営の標準仕様とはいろいろと異なっている。まず違うのは車体長(尺)で、通常は10.5m(KL-MP37JK)のところがいわゆる標準尺と呼ばれる11m(KL-MP37JM)を導入している。外観は白の車体色に六本木ヒルズのキャラクター「ロクロク星人」を1輛ずつ異なる形でラッピングした大胆なデザインになっている。ロクロク星人は現代美術家・村上隆デザインの「地球をかわいくさせるためにやってきた」キャラクターとのことで、当時のパンフレット等色々なところで使われていた。
 車内には前方に液晶モニタを設置し、ロクロク星人の装飾やシートモケットといった特別仕様づくしの車となった。
 
L661…青色をベースに花を並べ、各ロクロク星人のキャラクターを配置
▲L661[月][タ]
L662…花を敷き詰め、各ロクロク星人のキャラクターの顔を大きく配置
▲L662
L663…ピンク色をベース各ロクロク星人のキャラクターを配置
▲L663

▲開業記念パンフレット 表 ▲開業記念パンフレット 裏

車内は2人がけ主体の座席配置で、ハイバックシートとなっている。天井・壁面にも花・雲などのデザインが描かれ、モケットはロクロク星人があしらわれた緑色(ノンステップエリアの2人掛け部分は青色)と特別づくしだった。

▲車内[ア] ▲車内[ア]

 平成19年度前半でロクロク星人のラッピングは解除されて森美術館等のイベント関連のラッピングに順次変更された。その後もラッピングを貼り替えながらしばらく続いたが、平成21年度からは一般車と同じノンステップ塗装になり、液晶などは撤去された。この辺りで森ビルから所有が移ったのだろうか。シートの柄も無地のものに変更されている。
▲B-L663 一般化の後[yoshitaka]

 それでも専属なのは変わりなく、原則として他の路線に入ることはない。ただし、一般塗装になった後は代走が解禁されたのか、六本木通りが極度の渋滞で[都01折返](渋谷駅~六本木ヒルズ)の各停便として走る場合や、専用車が入庫する時に他系統がダイヤ乱れの場合は、突発的な代走で[都01]本線を中心に他系統で走る場合がある。[都01]以外に入るのは1年に1~2回程度という貴重度だ。
▲[都01]本線代走 新橋駅
▲[学03]代走 渋谷駅[雪]
▲[田87]代走 田町駅[濱]

▲[都01]赤坂アークヒルズ ▲[田87]田町駅[ば]

なお、[RH01]専用車の検査時や渋滞によるダイヤ乱れ時は、逆に一般車での代走も見ることができる。専用車は行先がLED表示だが一般車にも全車に方向幕・LEDデータは用意されており、さまざまな車が代走に入る。初期は何故か日野Z代リフト車の代走が目立っていたが、平成18年頃からはN代が目立ち、
平成19年頃からは様々な車種が入るようになった。ごくまれに[RH01]の白地色ながら急行の文字が入った特徴的な方向幕を見ることができる。

▲H代の代走[Poke]
▲K代の代走[YA]

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