都営バス資料館

「危険なバス停」、国が公表。都営バスでは24+1ポール

国土交通省関東運輸局は、令和3(2021)年1月29日に「バス停留所の安全性確保対策について」と題した資料で危険な停留所とされるリストを公表した。
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国では近年全国的な取り組みとして、横断歩道や交差点から近かったり、事故が起こりやすく安全に問題があるバス停の改善を行っている。具体的には、運輸支局が以下の条件に当てはまる停留所や、地域住民からのヒアリングを元にリストを作成した。
・バスが停車の際、交差点または横断歩道の5m以内(交差点・横断歩道内に入り込む場合を含む)に車体が入り込む停留所 
・運転士のヒヤリハット情報やこれまで営業所等に蓄積された情報に基づく交通安全上問題と思われる停留所
・その他各都道府県の実情に応じて対策が必要と考えられる停留所
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これらから抽出したバス停をランク付けしており、
・【Aランク】は過去3年以内に停車したバスが要因となる人身事故が発生停車の際に横断歩道に車体がかかる停留所。
・【Bランク】は停留所に停車した際に横断歩道の前後5mの範囲に車体がかかる停留所
・【Cランク】は A・Bランク以外で、停留所に停車した際に交差点の前後5mの範囲に車体がかかる、または地域住民等の意見や各都道府県の実情に応じて抽出した停留所
となっている。
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都営バス(東京都交通局)として抽出された停留所は以下の通り。東京都全体でAランクは20停留所あったが東京都交通局管理のものはゼロで、Bランクが7ポール、Cランクが17ポールとなっている。リストは以下の通り。他事業者よりは少な目の数となっている。
ほとんどが道幅が狭い青梅管内もしくは江戸川区に集中しており、江戸川区内では[葛西22](葛西駅~一之江駅)、[新小29](東新小岩四丁目~葛西駅)沿線に目立つ。山手線内では金杉橋・北里研究所停留所が入った。
これ以外では、京成管理で[新小29]も停車する菅原橋(葛西駅方面)もBランクで対象になっている。→令和4(2022)年4月末で廃止
2月時点ではほとんどが「安全対策検討中」となっているが、雷上組のみ令和2年度内移設予定となっていることから、あと2ヶ月以内に移設されそうだ。
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(2022/5/22) 令和4(2022)年1月現在の状況を、国土交通省の資料にもとづき「地図」欄に追記。全停留所で停留所掲示または車内放送追加で注意喚起をしているほか、4か所移設、1か所横断抑止策設置となっている。
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▲国土交通省資料(https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000223569.pdf)

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