平成28年11月5日の改正で、[市01](新橋駅~築地中央市場)は早朝以外も大型車の運用が入るようになった。旧H代以来約30年ぶりに大型化となった。N代のうちN273, 274, 275, 279, 280の5輛は車内に市場カレンダーを掲示するなど専用車化していることが確認された。[市01]は平日だと7輛が運用に入っており、これ以外でもN代が優先的に入っている。座席はビニール引きには改造されておらずみんくるモケットのままで、水・におい対策で長らく続いてきたビニール座席も見納めとなりそうだ。
ダイヤ改正により、市場構内での食入休憩が消え、休憩は全て品川車庫に戻るようになっている。駐車スペースが中型の全長ギリギリで、大型が停めるにはやや短いこともあるのだろう。早朝の大型運用はそのまま継続となっており、引き続きN代以外の車も見られる。
これにより、S代のいすゞ中型7輛は運用を離脱しており、一部の車は除籍前作業が始まっている。事故除籍を除くと8年弱での除籍は都営バスでも最短記録と言える。
元々は青梅に配属された車で、平成23年に当時の市場専用として使っていたE代車が寿命となったときに、将来的に[市01]がどうなるか不明のため前乗り化や座席改造を行って転用した。豊洲市場移転時には[市01]は新市場への延伸が発表されていたが、専用車を外れる予定がそのまま移転延期になっても生きていたということか、運用を離脱した。
▲改正初日の姿 A-N279[P]
▲見納めとなった市場構内休憩[P]
▲かつてのE代中型[五]
▲専用車として約5年走ったS代[五]
▲各種表記類が剥がされた姿となったS代[Y]