都営バス資料館

都営バスの局番

局番の概説

car_022 都営バスの車輌を管理する文字を局番という。側面に「K-W463(南千住)」と書かれてあるのがそれで、Kが営業所記号、W が購入年度記号、463が通し番号になる。
営業所記号と購入年度記号に使用されているアルファベットは、数字や他のアルファベットと間違える可能性のあるI、O、Q、J、Uの文字を除いた21文字が使われる(以前は営業所記号に「U(今井)」が使用されたことあり)。
現在の局番の方式は、車輌管理の電算化を目的として昭和41年3月に制定された。それ以前は、ナンバープレートの番号をそのまま局番にしていた。例えば、大塚所属でナンバーが「練2い914(昭和38年)」なら「G3い914」(3は練馬ナンバーの意味)など。
ちなみにK-W463は案内上の表記で、管理上の表記は「5VW463」と書かれる。これが本当の正式な局番なのだが、この書き方が表に出てくることはない(5V はメーカー・車種を表す識別子)。

営業所の文字

営業所の文字は終戦後から使われている息の長いもので、当時存在した品川のA~江東のL を反時計回りに付け、その後の新設の際は未使用の文字を適宜選んだと考えられる。規模の小さい支所はW~Z と最後の方を使う。営業所が移転した際も文字は原則引き継
ぐ。現在はM・U・X が廃止により使われていない。
また、支所未満の分駐所の場合は親の所属営業所の文字を名乗る。近年では、平成17年に品川営業所配下の港南分駐所が支所に格上げされた際には、表記がA(品川)からY(港南)に変更された。Y は昭和57年まで存在した志村営業所が用いた文字で、これが唯一の使い回し例である。

文字 現在の使用 過去の使用
A 品川営業所 目黒分駐所・港南分駐所(平成15~平成17年)
B 渋谷営業所
C 新宿支所
D 杉並支所(昭和41年~) 堀ノ内営業所(~昭和41年)
E 小滝橋営業所
F 練馬支所
G 大塚営業所
H 千住営業所
K 南千住営業所(昭和50年~) 新谷町営業所(~昭和50年)
L 江東営業所
M 目黒支所(昭和30~平成15年)
N 北営業所(昭和55年~) 滝野川営業所
P 巣鴨営業所(昭和43年~)
R 臨海支所(昭和62年~) 江戸川営業所(昭和35~62年)
東荒川営業所(~昭和35年)
S 深川営業所(昭和43年~) 洲崎営業所(~昭和43年)
T 早稲田営業所(昭和46年~) 戸山支所(昭和43~46年)
U 今井支所(昭和43~62年)
V 江戸川営業所(平成16年~) 葛西営業所(昭和47~平成16年)
W 青梅支所(昭和24年~)
X 八王子支所(昭和24~62年)
Y 港南支所(平成17年~) 志村営業所(昭和36~57年)
Z 青戸支所(昭和34年~)

購入年度記号

 年度記号は昭和41年3月に現在の番号体系になったときから使われ始めたものである。その当時で最も古かった昭和32年度車をAとし、以降年度が進むごとにアルファベットの文字を1つ進めるようにした。ただし、昭和40年代は都電代替バスの運行で大量の新車が必要となり、1つの年度に2つの記号が割り当てられたこともある。
なお、購入年度はその新車に割り当てられた予算年度なので、年度をまたいで導入になるケースもある。例えば、X代(昭和46年度)の一部車は先行して昭和45年度に入ったが、導入当初は賃貸借車輛という扱いで昭和46年度に交通局の資産になったため、X代を名乗っている。
また、一般大型路線車は昭和48年度には導入がなく、翌49年度にA・B代がまとめて導入されたが、予算自体は昭和48年度がA代、49年度がB代と分かれていたようだ。
なお、番号制定当初は昭和30・31年度導入の退役ボンネットバスを改造した応急車が存在した。それらの車にも、それぞれYとZの年度記号が与えられていた。

昭和32年度(1957) 昭和49年度(1974) 平成 6年度(1994) 平成27年度(2015)
昭和33年度(1958) 平成 7年度(1995) 平成28年度(2016)
昭和34年度(1959) 昭和50年度(1975) 平成 8年度(1996)
昭和35年度(1960) 昭和51年度(1976) 平成 9年度(1997)
昭和36年度(1961) 昭和52年度(1977) 平成10年度(1998)
昭和37年度(1962) 昭和53年度(1978) 平成11年度(1999)
昭和38年度(1963) 昭和54年度(1979) 平成12年度(2000)
昭和39年度(1964) 昭和55年度(1980) 平成13年度(2001)
昭和40年度(1965) 昭和56年度(1981) 平成14年度(2002)
昭和57年度(1982) 平成15年度(2003)
昭和41年度(1966) 昭和58年度(1983) 平成16年度(2004)
昭和42年度(1967) 昭和59年度(1984) 平成17年度(2005)
昭和60年度(1985) 平成18年度(2006)
昭和43年度(1968) 昭和61年度(1986) 平成19年度(2007)
昭和62年度(1987) 平成20年度(2008)
昭和44年度(1969) 昭和63年度(1988) 平成21年度(2009)
平成元年度(1989) 平成22年度(2010)
昭和45年度(1970) 平成 2年度(1990) 平成23年度(2011)
昭和46年度(1971) 平成 3年度(1991) 平成24年度(2012)
平成 4年度(1992) 平成25年度(2013)
昭和47年度(1972) 平成 5年度(1993) 平成26年度(2014)

番号

最後の3桁の数字は通し番号で、百の位はその車の区分を示すが、単なる通し番号としての意味合いしかない。年度によって年度の振り方は異なるが、おおむね一般・低公害の枠に分けられ、同じ車庫であれば連番で固まる傾向がある。下2桁が42・49はナンバープレートと同じく欠番となる。
数字は年代によって用途が変わる。現在の区分では、以下のようになっている。

001~048 貸切車
050~099 小型車
100~799 大型路線車
800~899 中型路線車
900~999 特定車 (在籍なし)

制定当時(昭和41年~昭和47年)

昭和38年度まではツーマン専用車を導入していたので、車輌運用上の違いも考慮してワンマンにも使える兼用車と番号を分けた。ただし、昭和39年度から実際に導入されたのはどちらにも使える兼用車のみで、この使い分けの時代において、ワンマン専用車は昭和47年に導入されたのが最初で最後となった。

001~099 貸切車
100~399 路線車(ツーマン専用)
400~699 路線車(ワンマン・ツーマン兼用)
700~999 路線車(ワンマン専用)

特定・ミニバスの開始(昭和48年~昭和52年)

養護学校への輸送などを目的とした特定バス事業は貸切転用車で賄っていたが、昭和48年10月に本格的にスタートし、900番台が割り当てられた。また、昭和49年2月にはミニバス(東京駅北口~新橋駅)が開通し、13輌でスタート。800番台が割り当てられた。

001~099 貸切車
100~399 路線車(ツーマン専用)
400~699 路線車(ワンマン・ツーマン兼用)
700~799 路線車(ワンマン専用)
800~899 路線車(ミニバス専用)
900~999 特定車

ワンマン枠の拡大(昭和53年~昭和56年)

昭和49年度にはツーマンバスが全廃され、使わない番台が増えたことから、昭和53年度の新車より100~399もワンマン・ツーマン兼用に割り当てられた。

001~099 貸切車
100~699 路線車(ワンマン・ツーマン兼用)
700~799 路線車(ワンマン専用)
800~899 路線車(ミニバス専用)
900~999 特定車

ワンマン枠の拡大2(昭和57年~昭和58年)

昭和57年より100~799は全て大型車の枠となった。ちなみに本格的な発のワンマン専用車となったのは初代都市新バス用のM代(昭和58年度)車、一般車ではP代(昭和60年度)車からである。なお、二階建てバスは100番台の最初のほうに割り当てられたが、専用の番号だったというわけではない。

001~099 貸切車
100~799 大型路線車
800~899 路線車(ミニバス専用)
900~999 特定車

中型車の登場と様々なバス(昭和59年~)

昭和58年にミニバスが廃止されて一旦800番台は空きになったが、昭和59年度から青梅・八王子支所に導入された中型車がここの枠に納まった。
平成に入って深夜中距離・深夜急行に参入し貸切車を転用した090台を専用に割り当てたが、これは平成12年までに撤退している。
平成13年に開通した台東区循環バス「めぐりん」は、契約の関係か一般車ではなく貸切車の枠での登場となったが、貸切車の連番から少々離れた020~022が割り当てられた。

001~089 貸切車
090~099 深夜中距離・深夜急行車
100~799 大型路線車
800~899 中型路線車
900~999 特定車

※平成17年度に登場した江東区コミュニティバス「しおかぜ」用専用車のリエッセについては、N050の局番が割り当てられたが、050~099は小型車という枠の扱いになった。ただし現状に至るまでこの1輛のみとなっている。

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