都営バス資料館

都営バスの運賃の変遷(都区内)

都営バスの普通運賃の変遷(均一・大人)

現在の都営バスの運賃は23区・調布市・三鷹市などを中心とした均一エリア内は均一制で、学バスや都庁循環、アクセスラインなど、系統により特別に安い均一運賃となっている。
創業時は区間制、昭和18年からは戦時中の系統ごと均一制、昭和22年から対キロ区間制の復活、昭和40年からは簡素化して地帯制に、昭和49年からは均一制になり現在に至る。昭和40年以前は多摩地域や近県と共通の運賃制度だったが、昭和40年の改定で区間単位の運賃が異なるようになり、昭和42年の都区内の地帯制運賃実施以降は、多摩地域は対キロ区間制(一部は特殊区間制)で完全に別建てとなった。

※対キロ区間制…数停留所ごとにひとまとめにし、エリア内ならば1区、エリア境の停留所をまたぐごとに2区、3区…と適用運賃が上がっていく
 地帯制…対キロ区間制よりも広いエリア(10km程度)を1地帯とし、地帯内であれば1地帯運賃、またぐごとに2地帯、3地帯…と適用運賃が上がっていく
.
小児運賃については戦前には設定がなく、昭和26年12月に「小児券」として10円、1区ごとに5円加算(大人は15円、1区ごとに10円加算)の記述が見える。昭和40年1月の改定からは条例で大人運賃の半額(端数は5円単位で切り上げ)に、昭和49年の改定以降は端数10円単位を切り上げとなった。

多摩地区については別途運賃表を参照

施行年月日区間運賃備考
T13. 1.181区
2区
10銭
20銭
市バス、路面電車の代替で営業開始
T14. 2. 11区7戦存続決定、T14.10. 1より電車券1区でバス1区に使用可
S 6. 6.10特区
1区
2区
5銭
10銭
15銭
競争のため、路面電車との協調を図る。
S8.12.21より1区・2区は電車に無料乗継可(特区は+5銭)
S18. 6. 1特区
1区
5銭
10銭
戦時中のため、車掌業務の省力化のために全線均一に
S20.12. 1-20銭区間制廃止
S21. 3.15-40銭インフレによる値上げ
S22. 2.151区50銭区間制復活、インフレによる値上げ
S22. 6.191区1円インフレによる値上げ
S22. 9. 11区2円インフレによる値上げ
S22.12. 1特区
1区
1円
2円
特区系統(東荒川~西荒川)の運行開始
S23. 6. 1特区
1区
2円
3円50銭
インフレによる値上げ
S23. 8. 1特区
1区
3円
6円
インフレによる値上げ
S23.8.20より、補助券1枚2円
S24. 6. 1特区
1区
4円
10円
インフレによる値上げ
S24. 7. 1特区
1区
4円
10円
5円
学バス(東大~上野駅・御茶ノ水駅など)の運行開始
S26.12.25特区
1区
以降
学往復
補助券
小児
10円
15円
+10円
15円
5円
10円
1区15円、1区増すごとに10円加算の意。
学バスは往復のみの設定?
S40. 1.161区
以降
学バス
特割1区
特割2区
以降
20円
+10円
10円
15円
15円
+5円
これ以降、多摩地域については別表参照
特割は障害者等
学バスは片道
S42.10. 11地帯
以降
学バス
30円
+20円
10円
地帯制に変更
S43.10. 11地帯
以降
学バス
30円
+20円
15円
学バスのみ値上げ
S48. 1.151地帯
2地帯
学バス
40円
60円
20円
2地帯制に変更
S49.10. 1均一
学バス
60円
30円
均一制に変更、暫定運賃
S50. 4. 1均一
学バス
70円
40円
S52. 5. 6均一
学バス
90円
60円
S53.10. 1均一
学バス
110円
80円
S56. 5.16均一
学バス
130円
100円
S57. 2. 1均一
学バス
140円
110円
S59. 7. 4均一
学バス
150円
120円
S60. 4. 1均一
学バス
160円
130円
H3.4.1からCH01・都庁循環の運行開始、ただし運賃は
一般系統と同じ
H 4. 2. 5均一
CH01
学バス
180円
160円
150円
CH01のみ据え置き
H 7. 3. 1均一
CH01
学バス
200円
180円
170円
H10.3.3から快速バスの運行開始、300円
H11.3.31からAL01の運行開始、大人100円
H26. 4. 1均一
CH01
学バス
210円(IC206円)
190円(IC186円)
180円(IC175円)
ICカード運賃と現金運賃の2本だてに
[AL01]・[江東01]は引き続き100円で据え置き

都営バスと民営バスの運賃


昭和53年以降、東京都区内の都営バスと民営バスで都区内均一運賃が異なるようになった。そのため、民営バスとの一部競合区間では会社ごとの運賃ではなく、安い方に合わせた運賃設定になっている。現在は都営のほうが安い。平成に入るまでは常に民営のほうが安いか同額だったが、それ以降は立場が逆転し、民営が安いということはなくなっている。

施行年月日区間運賃備考
S52. 5. 6~90円90円同額
S53.10. 1~110円民営が20円安
S54.10.20~100円民営が10円安
S55. 9. 1~110円同額
S56. 5.16~130円民営が20円安
S56.10.24~120円民営が10円安
S57. 2. 1~140円民営が20円安
S57.10. 1~130円民営が10円安
S59. 4.28~140円同額
S59. 7. 4~150円民営が10円安
S59.12. 1~150円同額
S60. 4. 1~160円民営が10円安
S61. 4. 2~160円同額
H 1.10. 7~170円都営が10円安
H 2. 4. 1~180円都営が20円安
H 4. 2. 5~180円同額
H 5.10. 2~190円都営が10円安
H 6.10. 1~200円都営が20円安
H 7. 3. 1~200円同額
H 9.12.10~210円都営が10円安
京王は200円に据え置き
H26. 4. 1~210円(IC206円)220円(IC216円)都営が10円安
京王は210円(IC206円)

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