令和6(2024)年2月17日、葛飾区の東新小岩四丁目の操車所内で引退が近づく日産ディーゼル(西日本車体工業ボディ)の5台並び撮影会が実施された。本形式のS代車は平成22(2010)年度導入で、最古参となり引退が進んでいる。同社製のバスはバス事業撤退により都営バスではS代車が最後となっており、形式消滅となる前にファン向けのイベントとして実施された。
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江戸川営業所の現場発案で開催したもので、車両は以下の通り。
V-S671(江戸川)
F-S680(練馬)
P-S652(巣鴨)
L-S682(江東)
H-S647(千住)
整備などの尽力により、青みんくるステッカーになり見違えるように綺麗になった千住、都市新バスのヘッドマーク・愛称札を公式には9年ぶりにつけての登場となった巣鴨など、各所の特徴が表れていた。また、各営業所共通で共通のLED表示が用意された。
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操車所の駐車枠に5台横並びに配置し、順光時間帯を考慮して9~12時までの開催に。公平のため開催開始後は表示や配置等を変えることはなく、公園側に一列に並ばせ、入場すると5分間程度撮影が可能になるという流れ。もっとも、待機列や横に隣接する公園からも自由に撮影できたため、殺伐とすることもなく撮りたい向きから撮れるため、イベントの最後のほうでは待機列もほぼなくなっていた。なお、右端の千住車のみ公式撮影が可能だった。
なお、操車所自体は[新小20][新小29](東新小岩四丁目~一之江駅・葛西駅・東京臨海病院)が折り返しに使うため、会場の端で降車され、操車所を横切って折り返していった。
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本局のスタッフもイベントに現れ、100周年イベントで配り始めたリングノートをノベルティとして配布していた。なお、グッズ販売や部品販売はなかった。
12:00の終了後、車は順次回送され撤収。巣鴨はヘッドマークを外しての回送となった。
なお、「ありがとう~日産ディーゼル」というメッセージで引退が近いことが告知されたが、すでに今年度の新車は入れ終わり、春の減車もダイヤ改正量から考えると少ないと思われ、次の新車まであと1年くらいは延命となりうそだ。
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