前年12月から渋谷駅と六本木駅の間で試験的に運行していた終夜バス「深夜01」系統が、10月限りで廃止されることとなった。
猪瀬前都知事の後押しもあり、金曜日深夜から土曜明け方にかけて運行を開始したもので、年末は盛況となったが、他の交通機関が走っていない中での運行では利用客が限られたため乗客数は伸び悩み、廃止時のニュース記事によれば1運行あたりの乗客数は平均10人未満となっていた。
10月末の最終運行日は再び報道陣が取材のために集まった。その日はハロウィーンで渋谷も六本木も深夜まで大きく賑わい、各便ともに満員の乗客となり、終夜バスの中で最も混雑した日となったのしれない。こうしてやや残念ながら終夜バスは幕引きとなった。