3月28日(直営営業所)・4月1日(はとバス委託営業所)に春改編が行われた。本年も路線の変化はほとんどなく、ダイヤ改正中心となった。
品川・渋谷……[橋86](目黒駅~東京タワー・新橋駅)の麻布十番駅~赤羽橋駅の間の経路が、首都高南側の道路に変更となった。これにより、経路上にある[都06]の赤羽橋駅にも停車したほか、従来の交差点北側(飯倉寄り)を「赤羽橋交差点」に改称し、交差点前後で2回停車になった。
また、[都01折返](渋谷駅~東京ミッドタウン)が廃止された。ミッドタウン構内に停留所がなく、六本木駅から至近でありながら所要時間がかかり非効率だった点もあるのだろう。開業から4年で廃止となった。廃止分については基本的に赤坂アークヒルズ行きに振り替えられ、六本木駅~アークヒルズ間は大きく増便された。
細かいところでは、早朝運転の港南四丁目→品川駅東口が[田99]の出庫に統合され、全て降車場所がターミナル南側のインターシティー寄りの停留所となった(前年の記事も参照)。
新宿・小滝橋……[宿74][宿75](新宿駅西口~東京女子医大)で改正が行われ、本数を調整して[宿74]と[宿75]が等間隔で発車するようになった。また終車が繰り上がった。[高71]のうち期間限定だった小滝橋車庫発着が廃止され、高田馬場駅~九段下に戻った。
南千住……[東42甲](東京駅八重洲口~南千住車庫)の一部便が南千住駅西口まで延伸され、南千住駅西口行きについては南千住車庫には停まらず、泪橋の次が南千住駅西口となる。およそ4割程度の便が南千住駅西口行きとなり、それ以外は従来通り南千住車庫止まりとなったため、南千住側の乗り場が分散することになった。
江戸川・臨海……[新小20][新小29][新小30](東新小岩四丁目~一之江駅・葛西駅・春江町・東京臨海病院)の平日・土曜の朝は蔵前橋通りの渋滞対策で新小岩駅北口発着となっていたが、これが廃止された。新小岩駅北口発は従来とは逆方向に出発し、東新小岩三丁目経由から総武線を陸橋で超えて一之江方面へと向かっていたが、これらの特殊運行形態は全て廃止されて基本的に東新小岩四丁目発着に統一された。また、[西葛26][西葛27]の昼間のみ停車していた陸上競技場西口停留所が廃止され、全便通過となった。
その他、ダイヤ改正で増減のあった系統は以下の通り。[葛西21](葛西駅~葛西臨海公園駅)は葛西臨海公園側の乗客増により、葛西臨海公園駅まで行く便が大幅に増加し、土曜・休日の昼間は全便葛西臨海公園までの通し運転になった(ただし全体の本数は微減)。また、[茶51]は朝ラッシュ時も秋葉原駅発着に延長され、御茶ノ水駅発着は朝6時台の僅かな便のみになった。 増便…[葛西21]・[錦25]・[草39]・[王55]減便…[東16]・[新小20]・[新小29/30]・[王41]・[東42甲]・[茶51]・[宿74]