東京都交通局・東京メトロは4月27日、地下鉄-バス乗り換えの利便性向上のために主要駅改札付近にバス乗り換え案内のデジタルサイネージを設置するとそれぞれ発表した。
大型の液晶画面に、系統別の乗り場・発車時刻が一覧で表示され、改札から乗り場への道順も表示。路線・系統図は画面をタッチすることで、適宜拡大縮小した表示が出るようになっている。東京都交通局のお知らせはこちら。運用開始は4月28日から順次となっており、当初の設置場所は浅草線新橋、大江戸線六本木、門前仲町の3か所となっている。28日の時点では六本木、門前仲町のみ設置となっていた。2020東京大会に向けて、20基程度を設置予定となっている。かなり大型の液晶で、自立式で目立つの存在なのは良いと言える。
▲3駅の設置場所一覧(交通局のプレスリリースより)
現時点では都営バスのみの案内で、系統・行き先・発車時刻が目立つデザインは「どの系統に乗るかある程度分かっている人」向けだろう。系統ごとに次の2便の発車案内が出るが、1画面に収まり切らない門前仲町では画面を交互に切り替えて案内していた。
ダイヤが乱れた際にリアルタイムに運行状況を反映するのかは不明。乗り場案内の画面切り替えは遅めで、今後の改善に期待。
▲門前仲町設置のデジタルサイネージ
▲系統部分のアップ(門前仲町)
▲路線・系統図部分のアップ(六本木) [五]
東京メトロは都営とはデザインが異なるもので、東西線門前仲町、有楽町線豊洲に試験的に設置される。リリースはこちらを参照。都営バスとリムジン(東京空港交通)の2社分が表示されるようになっている。表示内容は日本語・英語で、本年(平成29年)5月から平成30年3月までの試験設置となっている。こちらは次の1便分のみ表示だが、発車時刻と「あと何分」のカウントダウン式の2通りを切り替えて表示するようだ。こちらは設置次第紹介したい。
▲東京メトロのブレスリリースより
(6/4更新)
6月2日より、豊洲駅のデジタルサイネージが稼働している。1段・2段組表示を適宜切り替えているようだ。
東京・新橋駅方面、門前仲町・森下方面、スカイツリー・錦糸町・東陽町方面、お台場・東京ビッグサイト方面の4分割で、次に発車する3便がそれぞれ表示されている。同じ系統で同じ方面は最初に出発する分のみ表示する模様。お台場・東京ビッグサイト方面には深川車庫行も混ざるため、[急行06]科学未来館は表示されづらい。