令和4(2022)年4月30日をもって、菅原橋バス停(南行・葛西方面)が廃止となった。
「危険なバス停」、国が公表。都営バスでは24+1ポールの記事でもあったように、国が主導となって全国の危険なバス停(横断歩道や交差点のそばにあり歩行者の安全が確保しづらいバス停)をリストアップし、特に危険なものを解消しようとしており、菅原橋はBランク※となっていた。
停車系統は都営バスは[新小29](東新小岩四丁目~葛西駅など)、京成バス[新小71](新小岩駅~瑞江駅など)が対象。
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この停留所は停車時に脇からくる細い車道をふさぐようになっており、条件に引っかかったものと思われる。菅原橋交差点はもともと多くの小道が合流する複雑な交差点で、各方面の停留所も交差点から離れて設置されているものもあった。移設するにせよ個人宅の前で交渉が難しいこともあったのか、京成バスは交差点の東側にあり、元から片側しか停車しなかった「松本一丁目」を「菅原橋」と改称することで移設扱いにした。
都営バスはここで京成バスと分岐するため、別途独自に停留所を作る必要が生じる。当初の停留所に貼られたお知らせには「移設先を検討中」と書かれていたが、4月22日のお知らせで「上記バス停留所は設置維持が困難となり、移設先も見つからないことから」廃止と更新され、30日の終バスをもって廃止された。代わりの停留所としては近接する「天神橋」停留所を案内している。
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交通局関係の「危険なバス停」として関係する停留所の対応としては、令和4(2022)年現在では唯一の廃止例となっている。それ以外の移設例については「危険なバス停」のニュースを参照。
▲側面LEDは「菅原橋」が入った表示のため、5月より大杉小学校の表示に変えられている
※Bランク停留所…Aランク(過去3年以内に停車したバスが要因となる人身事故が発生しているバス停留所など)以外で、
バスがバス停留所に停車した際に横断歩道の前後5mの範囲にその車体がかかるバス停留所、または
バスがバス停留所に停車した際に交差点にその車体がかかるバス停留所