交通局は、令和5(2023)年4月実施の路線改編の内容を発表した。
新型コロナウィルスの影響による乗客・収入減からの収支改善を目的として、昨年に続き廃止しても影響が少ない部分の削減や効率化が中心となっており、今回は路線の改編は廃止2系統と小幅にとどまった。
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これ以外にダイヤ改正が出てくると思われるが、現状は青梅地区以外発表されていない。
同時に一部の系統で営業所の移管が行われる。
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廃止:品96甲
平日朝のみ運転される品川駅港南口~天王洲アイル循環が廃止。平成3(1991)年7月に天王洲アイルの中心部のビル竣工に合わせて開設された。平成4(1992)年には経由地が異なる[品96乙]が開設、以後は2本立てとなる。
平成14(2002)年のりんかい線大崎延伸とともに乗客が減少し、平成17(2005)年春に土曜運休、平成19(2007年)春の改正でに平日朝のみになって今に至る。近年の新型コロナウィルスの影響が大きい系統で、ついに終日運転の[品96乙](品川駅港南口~りんかい線天王洲アイル駅)に一本化され、[品96乙]は枝番が取れた[品96]に番号が変更される。
▲交通局のお知らせ
廃止:AL01
平成11(1999)年開設の100円バス。駅から多少離れた小松川地区の利便性向上を目的として平日朝夕に短距離をピストン輸送していた。ALは「アクセスライン」の略で、小松川と豊洲に開設された。
当初は葛西営業所の所管だったが、平成16(2004)年に臨海に移管しはとバスに委託、平成27(2015)年に青戸に移管された。近年は赤字も目立ち、減便が続いていた。
これの廃止により、本系統の専用停留所は[平28](平井駅~東大島駅)が経路変更して引き続き停車する。
▲交通局のお知らせ
移管
[門33](豊海水産埠頭~亀戸駅)は平成30(2018)年から2運用を担当していた南千住が撤退し江東単独に戻る。[平28]には青戸と臨海の共管になる。臨海は近年の撤退から再参入となった。
改称
[都01]の新橋側の2停留所がスポンサーがついた名前になるほか、トンボ鉛筆は逆に長らくのスポンサーの座から撤退。また、葛西工業高校は都立工業高校の全体的な「工科高校」への名前変更に合わせて停留所名が変更される。- 西新橋一丁目→東亞合成本社前(都01・渋88)
- 霞が関三丁目→商船三井本社ビル前(都01)
- トンボ鉛筆前→新豊橋南(王49折返・王55・深夜11)
- 葛西工業高校前→葛西工科高校前(臨海28・新小29)
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