東京都交通局のリリースによると、平成30(2018)年11月1日より、窓口で販売する前売の一日券、定期券が原則として磁気券になる。長らく紙券で発行されており、一日乗車券は使用する日をコインなどで削るスクラッチ式だったが、ついに車内売りのような磁気券に切り替わることになる。
磁気券となる対象は都営バス/都電の営業所・販売所窓口で発行する以下の券となる。なお、都営地下鉄の定期券発売所(6駅)とJTB(14ヶ所)※で取扱う都バス定期券については引き続き紙式で発売する。都営地下鉄の駅窓口で販売する前売りのまるごときっぷや、美術館入場優待とセットの「都営 de ぐるっとパス」に関しては扱い不明。
- 都バス定期券(青梅地区の系統乗継定期など特殊例を除く)・都電定期券
- 都バス一日乗車券・都電一日乗車券
- 都営まるごときっぷ
※地下鉄定期券発売所…三田駅・巣鴨駅・浅草橋駅・門前仲町駅・大島駅・一之江駅
JTB…丸の内店・神田店・トラベルゲート有楽町・赤坂見附店・日本橋店・銀座店・虎ノ門店・浜松町店・トラベルゲート新宿・高田馬場店・飯田橋店・蒲田店・トラベルゲート池袋・トラベルゲート上野
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これにより券面の様式も変更されるようで、一日乗車券は初回乗車時に運賃箱に通し、日付を印字するスタイルとなる。2回目以降は日付の欄を見せるだけでいいのは従来と変わりがない。
現在の運賃箱になって以来、車内売りの一日乗車券や定額定期券は運賃箱から磁気券が出てくるスタイルで、磁気券の入口は使われていなかったが、ついに有効活用されることとなりそうだ。