令和5(2023)年1月25日より、都営バスでは小滝橋営業所管内にてバイオディーゼルを使用し運行を行う。
昨年10月に東京都と協定を締結した株式会社ユーグレナが製造・販売するバイオ燃料「サステオ」を用いたもので、使用済みの食用油やミドリムシ(ユーグレナ)から抽出した油など、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマスとされる。
.
環境にやさしいバイオ燃料の活用推進と普及を目的として、バイオ燃料の活用に取り組む一環で今回の施策が発表された。
運行期間は1月25日から1ヶ月程度で、対象は小滝橋営業所の全車となる。このうち5台(Z547 Z548 W443 W444 W445)にはサンリオ・ハローキティがあしらわれた特別ラッピングを実施し、運行開始日の都庁玄関前で開催された式典にはZ547と小池都知事・キティちゃんも登場し盛り上げた。
.
#発表
本日、東京都庁にてユーグレナ社の次世代バイオ燃料「サステオ」を使用して運行する都営バスの出発式を実施。小池百合子東京都知事、SDGs応援活動を続けるハローキティが登場!本日から都営バス58両でバイオ燃料が導入、5両がラッピングバスとして運行開始です。https://t.co/2mahInRq1b pic.twitter.com/T0cH4IlUaP
— ユーグレナ公式 「いきる、たのしむ、サステナブる。」 (@euglena_jp) January 25, 2023
▲株式会社ユーグレナのツイート
バイオディーゼルなど、新しい燃料の取り組みは2007~10年にかけて都営バス各所で実証実験が行われ、近年は特に目立った取り組みがなかったが、約12年ぶりの開催となる。SDGs・HTTといったキーワードに関連しての実施となったが、今後も拡がりを見せるだろうか。