令和6(2024)年4月1日より、東京都交通局では貸切運賃・料金を改定するむね発表した。実施日ではなく申込日が4月1日~の申し込みとなる輸送より運賃改定後の運賃・料金が適用となる。
これは、国土交通省より令和5(2023)年8月25日付けで公示された「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について」にもとづき変更するもので、具体的な変更後の額は令和6年3月22日つけの交通局規程13号「東京都貸切自動車条例施行規程の一部を改正する規程」にて詳細が記載されている。
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貸切運賃は時間距離併用制で、それぞれ下限~上限額の間の範囲で運賃を設定できるようになっているが、今回はこの下限がそれぞれ改められた。具体的には以下の通りとなっている。相応の幅を持っていたのがほぼ上限に張り付くような金額となっている。
・交替運転者配置料金(長距離輸送の際に複数の運転手を配置するための追加料金)
時間制料金:2130~3080円/時(改定前)→2430円~3080円(改定後)
キロ制料金:30~40円/km(改定前)→40~40円/km(改定後)
・時間制運賃(出庫前入庫後点検の前後2時間を含み、5時間以下は5時間で計算)
大型:5310~7680円/時→6580~7680円/時
中型:4490~6480円/時+5560~6480円/時
小型:3850~5560円/時+4770~5560円/時
※全長9m以上の車であれば大型車扱いになるため、現在の都営バスの保有車では基本的に大型料金が適用になる
・距離制運賃(1km未満切り上げ、10km以下は10kmとして計算)
大型:120~170円/km→160~170円/km
中型:100~150円/km+140~150円/km
小型:80~120円/km+120~120円/km