都営バス資料館

都営バスの局番(3) 変わる局番・重なる局番

変わる局番

 都営バスの車は局番で管理されているため、新車として入ってきたときから除籍されるまで局番は変更されないのが原則である。しかし何事にも例外はあるもので、同じ車でも局番が変わってしまう例がある。それは用途変更に伴うもので、以下の3パターンに分けることができる。

1. 特定車への転用

導入してから年月の経った貸切車を特定車へと転用するもの。もちろんリフト装備がないため、肢体不自由児の学校以外で使われた。百の位を0から9に変える例が多かったが、既にその番号が使われているときは適宜空き番号に改番した。この番号変更を見越したのか、昭和48年の専用特定車の導入時には961から番号が始まった。なお、昭和43年度車のB-S483は一般車で唯一と思われる特定転用になった車だが、昭和54年の転用の際には9に変えてB-S983となっている。
例)T036(昭和44年度)→T936、C050(昭和50年度)→C950、R069(昭和61年度)→R951

2. 深夜中距離・急行への転用

貸切車を使った深夜バス(銀座→三鷹、上野→春日部)に参入する際、ある程度年数の経った貸切車を転用することになり、090番台に改番した。春日部行き深夜急行の2代目であるN095に至っては路線廃止でも除籍されなかったため、一般路線車の番台に改番され、2回も改番された珍車となった。ちなみに、路線車への転用というとS代(平成10年度車)のお台場快速バスも同様であるが、こちらは改番はなされなかった。
例)K054(昭和56年度)→K090、M064(昭和58年度)→M093、N065(昭和59年度)→N095→N499

3. 路線車の改番

現在見つかっているのは1例のみ。葛西営業所登場時に導入されたZ444(昭和47年度)が、すぐにZ400に改番されている。理由は不明だが、縁起が悪いと思われたのだろうか?

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▲元観光車のB947(昭和49年度車) 観光車時代はB047

重なる局番

年度の文字がおよそ21年で一周する以上、時を越えて全く同じ営業所文字-局番の車となる場合が発生する。通し番号が偶然近い番号帯になった場合に顕著に起こりやすい。ワンマン兼用車の導入が始まった昭和38年度車以降だけで見比べても、160輛以上の車の局番が重なっている。同じ営業所は連番で車が入るため、一度揃うと連番で同じ局番の車が発生しやすいが、後からの転属で偶然揃ってしまうことも。大まかに分けると、以下の通りとなる。N386のように、昭和59年度車は葛西→深川に、平成17年度車は深川→江戸川に転属したため2回揃った稀有な例もある。ただし、3周とも営業所まで含めて同じ記号が発生したことはまだない。

  • S-A582~584(昭和49年度、平成6年度)
  • N-H137, H-H163~170, B-H178, E-H224, C-H255(昭和55年度、平成13年度)
  • R-K400, S-K414~423, H-K485~489, L-K507~509(昭和40年度、56年度)
  • L-K499, N-K500, 502, F-K501, A-K543, 544, K-K548, R-K569~573, N-K676(昭和40年度、平成14年度)
  • Y-L631~634, 638, 644, 645(昭和40年度、平成15年度)
  • D-L673~675, V-L688~698, B-L700~706(昭和57年度、平成15年度)
  • V-M164~170, B-M202, 204, 205, 210~213(昭和58年度、平成16年度)
  • V-N385~390(昭和59年度、平成17年度)
  • R-N450~456(昭和42年度、59年度)
  • P-P454, 457, 458(昭和42年度、平成18年度)
  • P-S154(昭和62年度、平成20年度)
  • R-T478~487(昭和44年度、63年度)
  • L-V578~582(昭和44年度、平成元年度)
  • S-X404, R-X411, C-X414, E-X416~423, H-X474~476, A-X487~493, F-X550~558, P-X570(昭和46年度、平成3年度)
  • L-Z518~523, V-Z560, 561(昭和47年度、平成26年度)

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▲同じ局番の例 E-H224 [饂飩][]

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