平成30(2018)年12月20日、都庁玄関前にて来週より運行開始予定のスカニア製フルフラットノンステップバスの報道陣等へのお披露目が小池都知事出席のもと行われた。これまでもノンステップバスや燃料電池バスなど、記念の車には都庁で同様なお披露目を行っており、今回もそれにならった形になった。
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車内の段差をなくし、傾斜を一定以下にしたバスとしてのフルフラットバスは初で、車内前方の混雑緩和が期待されている。車は営業運行に使うと思われる巣鴨のD902が選ばれた。交通局によれば、高齢者の多い管内のため運行第一号として選定したとのこと。
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都知事は都庁前に停めた車で乗車体験をしたのち、東京空港交通のエレベーター(リフト)つき観光バスにも車椅子で乗り込むデモンストレーションを行い、取材に応じていた。
また、車内も公開され、燃料電池と同じ横長の案内液晶が中扉付近の天井についたほか、プレスリリース時と比べると最後尾から1列前のやや幅広だった座席が1人分のサイズに交換されている。
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現在は巣鴨管内で乗務員向けの習熟運転訓練が実施されており、巣鴨近隣を走っている姿もよく見られる。12月25日の運行開始まで急ピッチで準備が進みそうだ。
▲都庁でのお披露目にて
▲小池都知事と交通局長、車いす対応の観光車への乗車デモ
▲中扉上、お披露目用LED
(写真=すべて[五])