令和2(2020)年9月上旬より、江戸川・臨海管内の路線が走る各停留所において、「災害に関するお知らせ」という運転中止基準を示したステッカーが新たに貼られている。
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内容については、江戸川区が水害に関する避難勧告・避難指示を出した場合、「お客様の安全を確保し、バス車両・人員を退避させるため」に、発令より3時間経過(広域避難勧告発出後、避難指示が発令された場合は2時間後)をもって起点から出すバスを終わりとし、それ以降の運行を取りやめるというものである。問い合わせ先が江戸川営業所・臨海支所の連名となっていることから、本局の横断的な施策というよりも、ローカルな取り組みなのかもしれない。
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令和元(2019)年には、江戸川区が11年ぶりに改訂した水害ハザードマップで「ここ(=区内)にいてはダメです」という表現が話題になった。水害時は区内の多くが浸水することや、区外に避難することを呼びかける内容だったが、それと連動した防災意識の高まりによる施策ということかもしれない。