交通局は、令和2(2020)年9月14日から二人乗りベビーカーの乗車を試験的に実施することを発表した。
二人乗りベビーカーについては、通路をふさぐなどの問題もあってバス事業者の判断が分かれていたが、親などからの要望もあり、3月に国土交通省が原則としてベビーカーを折りたたまずに取り扱うことを基本とする見解を発表。都営バスでも以下の系統に限定して試験的に乗車を取り扱うこととなった。
周産期母子医療センターを経由する路線
[学03] 渋谷駅~日赤医療センター(渋谷)
[学06] 恵比寿駅~日赤医療センター(渋谷)
[宿74] 新宿駅西口~戸山町~東京女子医大(新宿)
[宿75] 新宿駅西口~抜弁天~東京女子医大~三宅坂(新宿)
親子連れの利用が多い路線
[臨海28-1] 葛西駅~葛西臨海公園駅(江戸川)
※カッコ内は担当営業所・支所
二人乗り乗車の際は、後扉から乗車して、乗務員が座席を折り畳む。進行方向後ろ向きにベルトを2ヶ所取り付けて固定し、ベビーカー側の車輪ロックとシートベルト着用をして発車するスタイルとなる。
他の路線への拡大はこの試行の結果や乗客の意見をふまえて今後判断すること、また、試行結果を都内バス事業者と共有を図ることが触れられている。
▲東京都交通局のリリース資料より
(https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/bus/2020/bus_p_202009049304_h.html)
▲該当する営業所・支所の対応車にはベルトが増設されている