令和4(2022)年2月7日より、都営バスでも新型コロナウィルスによる自宅待機などを含めた影響で一部系統の減便が始まっている。家族の感染などで自宅待機になるケースも目立っており、乗務員の確保が難しいケースが出てきているため措置のようだ。
ホームページ等での公式告知は特にされていないが、関係する系統の停留所には「車間調整をしている」「する予定がある」といった張り紙が出されている。
.
基本的には、1つの乗務を丸ごと削り前後の車間を調整しており、削る対象ダイヤはほぼ固定の模様。乗務員の出勤状況で変わることもあり、なるべく利便性を落とさずに平日ダイヤで様子を見つつ、本数が多く影響の少なそうな部分を削っている様子がうかがえる。
例えば、あるダイヤは午前は運休、午後は他の乗務員がカバーして運行するなど臨機応援に運行を行っているようだ。
対象となっている営業所・系統は以下の通り。
.
江東営業所…都07(2組)
江戸川営業所…新小21・新小22・錦25・西葛27(4組)→新小21・錦25(最大6組)
深川営業所…都05-1(最大4組)
.
今のところ減便の影響が大きいのは[都05-1]で、昼間は10分間隔のところが20分に開くケースが多く出ている。もっとも、影響を受ける停留所が晴海埠頭・ほっとプラザはるみで、それ以外は並行系統が存在することや、コロナの乗客減が目立つことから、優先的に削る対象になっているのだろう。なお、江東・江戸川は平日ダイヤのみ、深川については土曜ダイヤも削減対象にしている模様。
江戸川は当初4系統が対象だったが、2月14日週からは新小21・錦25の2系統に集中しており、これらの措置は2月末現在も続いている。
品川営業所にも同様の張り紙が掲出されているが、2月下旬現時点では削減がないようだ。これ以上の影響が広がらないことを願いたい。
.
▲(名ばかり、長潟線)