都営バスは令和5(2023)年春のダイヤ改正について3月15日に発表した。春の改編(路線変更)についてはこちらの記事を参照。
近年の新型コロナウィルスの影響による乗客減を受けて減便が主になっており、減便が行われるのは全体の1/4、約30系統となっている。交通局の公式のお知らせはこちら。
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実施日はほとんどが4月1日(土)となっているが、品川・北・練馬については3月27日(月)から先行して改正となる。
減便数が目立つ系統は以下の通り。また、最近恒常的な積み残しが出ている[都05-2](東京駅南口~東京ビッグサイト)のみ増便される。
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品川…[品91](品川駅港南口~八潮パークタウン)・[品96乙](品川駅港南口~天王洲アイル駅)・[品98](品川駅港南口~大田市場)
港南…[田92](品川駅港南口~田町駅東口)
渋谷…[都01/RH01](渋谷駅~新橋駅・六本木ヒルズ)・[都06](渋谷駅~赤羽橋駅~新橋駅)・[田87](田町駅~渋谷駅)
新宿…[宿74](新宿駅西口~戸山町~東京女子医大)
小滝橋…[学02](高田馬場駅~早大正門)・[都02乙](池袋駅東口~一ツ橋)・[飯62][橋63](小滝橋車庫~都営飯田橋駅・新橋駅)
練馬…[白61](新宿駅西口~練馬車庫)
北…[王40](池袋駅東口~西新井駅)・[東43](東京駅北口~荒川土手)・
青戸…[平28](平井駅~東大島駅)
江戸川…[亀24](亀戸駅~葛西橋)・[西葛27](西葛西駅~臨海町二丁目団地)・
臨海…[錦11](錦糸町駅~築地駅)・[亀26](亀戸駅~今井)・[新小29](東新小岩四丁目~葛西駅)
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これ以外では、[西葛20/深夜03](西葛西駅~なぎさNT・コーシャハイム南葛西)は深夜を1台で回すようになり便数が半減、平日朝のみの[直行02](豊海水産埠頭→東京駅八重洲口)も1台になり2回のみ運転に減る。
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[都05-2]の増便により、平日20分間隔だったのが15分程度の間隔に縮まり、ある程度の効果は出ると思われるが、元から乗客が集中している系統のため、どの程度改善されるかは気になるところだ。
▲[都05-2]のダイヤ改正前後
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[錦11]の減便により、出入専用系統で本数が確保されていた[錦22](錦糸町駅~臨海車庫)もさらに減便される。また、減便される多くの系統で終バスが数分~15分程度繰り上がる。
これ以外では、[新小22]の最終便のみ運行されていた葛西駅→船堀駅が本線と分岐する東小松川一丁目止まりに変更となるほか、[都02乙]の送り込みで運転される[上69]小滝橋車庫~春日駅が廃止。新たな区間便として、[都02乙]池袋駅東口→春日駅(最終)、[平28]小松川第二保育園→東大島駅(平日始発)などが設定される。
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ダイヤ改正の概要