都営バス資料館

運転訓練車が研修所(深川)に本格配置

令和5(2023)年3月下旬に運転訓練車のH999号車が研修所(深川)に正式配置され、今まで長らく活躍したM182号車が除籍された。
H999は昨年10月末に品川ナンバーでいったん登録され、同種の車の改造を数多く手がけた川崎市の東急テクノシステムにて半年間留置・改造を受けていた。深川への配置に伴い、「江東200は70」に登録番号が変更された。
本年度から各地の営業所・支所を回って本格運用に入ると思われる。
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参考記事:新たな運転訓練車、H999が納車
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既に乗務経験のあるドライバーの運転技能訓練用の車で、距離感や視線の計測、車内の人の移動を確認、車内の揺れの計測といった各種装置が備えられ、運転の際のクセを見つけ出し、指導を受けられるようになっている。
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車内レイアウトは先代のM182号車と同じで、ノンステップエリアはM182号車から移籍した運転訓練用の機器などが所狭しと置かれ、座席は左前最前部(教官席)と、乗務員の視線や運転感覚をモニターできるディスプレイ・机つきの2席のみとなっている。
車内後半部は一般車と変わらないが、最前部の座席上に研修者が複数人受ける場合のチェック用モニターなどが増設されている。このあたりはM182号車と同じ設備になっている模様。

(追記)4月中旬から各営業所を回って本務につき始めた。初手の派遣先は青梅支所だった模様。
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H999号車(神田川)
後ろから。背面LEDは省略(神田川)
参考:先代・M182号車の車内
都営バスの"非公式"総合ファンサイト。

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