交通局は令和5(2023)年9月14日、「EVバス導入に向けたモデル構築に係る東京電力ホールディングス株式会社との事業連携協定の締結」を発表した。周囲の事業者各社では既に導入が見られる電気(EV)バスだが、都営バスでの導入はない。かねてから都営バスでも導入の調査・検討を行っており、東京電力ホールディングスと「大都市におけるEVバス導入モデル」を構築していくことについて合意したとのこと。締結は9月21日付となる。
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連携項目は次の通り。
- 充電環境のあり方
- エネルギーマネジメントシステムの開発
- グリーン電力を活用した充電
- 災害時等におけるEVバスの活用
- EVバスをエネルギーリソースとしたVPP(バーチャルパワープラント)
これだけだとふわっとした文言だが、将来的に電気バスが入ることを前提とした取り組みだろうか。単に導入するだけではなく、導入したことによる周辺事業への活用も含めたパッケージモデルを作るような書き方だが、続報に期待したい。