交通局が平成30(2018)年秋に導入予定のフルフラットノンステップバスについて、ボディを架装するボルグレンの公式サイトに続報が掲載された。
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Tokyo Metropolitan Government inspect low-floor route bus(フルフラットノンステップバスを交通局が現地検査)のタイトルで、内容は交通局とスカニアのグループがボルグレンを訪問、製造状態の検査やデザイン・仕様について議論したこと、両者からのフィードバックをもとにデザインや部品設計の改良を行っており、残り28台を8月までに製造とある。記事中では初期の2台を元にフィードバックを得て残りの28台を作る、となっているが、交通局に納入する29台とは微妙に差異があり、もう1台試験用に製造しているのかは不明。
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交通局の代表などが映った車内の写真も記事で合わせて公開されており、手すりの色は赤、中扉以降は4列で最後尾は1人ずつ独立したシートになっていることがうかがえる。また、中扉直後の座席がほぼ床高と同じだったり、最後尾座席も従来から見てかなり低くなっていることが分かるだろう。座席のデザインはkiel社のIDEOに似ている。ラッシュ仕様のように前側が1人掛けではないが、実際の車内の流動性がどのようになるかは興味深いところだ。
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▲ボルグレンのサイトに掲載された車内写真
http://volgren.com.au/tokyo-metropolitan-government-inspect-low-floor-route-bus/より