都営バス資料館

平成30年度(D代)の燃料電池バスが納車(3/4現在)

平成31(2019)年1月25日、D代の燃料電池バスが深川に2輛(D106, 107)、江戸川に2輛(D113, 114)の計4輛納車された。型式はトヨタZBC-MUM1NAEで、昨年度のC代車から型式を含め外観に大きな変更はない。
深川は同型の増備となったが、江戸川には燃料電池が初導入となった。これは、導入拡大と葛西水再生センターのスタンド増設を見据えて、燃料充填に便利な車庫を選んだということだろう。なお、本年11月頃のスタンドの完成までは、江東区新砂のスタンドを使うと思われる。
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(参考):燃料電池バス、今年度末は15輛体制に。営業所のスタンド設置には否定的
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深川・江戸川ともにどの系統で使われていくかは不明。国への認可申請では、C代運行の時点で深川は[海01](門前仲町~東京テレポート駅)、[東16](東京駅八重洲口~東京ビッグサイト)でも運行できるよう最大重量の変更手続を完了しており、これらにも運用されるようになるかが注目だ。江戸川は特定の系統に集中させるか、それぞれ分散させるかも気になるところ。
置き換えで深川はB101, K496が除籍された。燃料電池バスは現状全てリースでの導入だが、B代は2年のリース期間が満了し、試作型式ということもあって引退することになったのだろう。残るB102の処遇も気になるところだ。なお、江戸川の納車に関しては、2月10日時点ではK代が引き続き走っており除籍はないが、一部の車は既に運用を離脱しナンバーをつけたまま疎開しており実質的に除籍状態となったものも目立ち、2月下旬には全車が離脱ののち除籍となった。
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深川はD106, 107が1月末頃から、D108が2月18日から運用を開始している。残りの車は3月4日から一斉に運用を開始し、江戸川は[錦25](錦糸町駅~葛西駅)に2台、[新小21](新小岩駅~西葛西駅)に2台、[臨海28](一之江橋西詰・一之江駅~葛西臨海公園駅)に1台の固定ダイヤとなっている。このうち[新小21]については、早朝に[錦27-3](東大島駅→錦糸町駅)と組み合わさっているほか、深夜バス[深夜12](新小岩駅~船堀駅)の運用にも入るなど積極的に様々な運用形態に入れていることがうかがえる。ただし、江戸川は燃料補給の都合もあるのか、土曜・休日は原則としてほぼ運休となっている。
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納車状況は以下の通り。
1月25日に深川にS-D106, 107(足立230う106, う107)が納車、B101, K496が除籍
1月25日に江戸川にV-D113, 114(足立230う113, い114)が納車
2月8日に深川にS-D108(足立230う108)が納車、K497が除籍
2月8日に江戸川にV-D115~117(足立230え115, う116, き2020)が納車
2月22日に深川にS-D109~112(足立230う109, い110, き111, え112)が納車、K492, 493, 495, B102が除籍

▲江戸川の燃料電池(にし)

▲[東16]に入った燃料電池バス(にんべん)(雪)

▲みなふく(@dark_492)、とよかぜ(@toyokzae__)さんのツイート

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▲引退したB101(ゆるっ都)「H2 水素」ロゴで走る姿は短い期間だった

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