都営バス資料館

3/1より最前列の座席を順次開放

令和5(2023)年3月1日より、長らく閉鎖されてきた最前部の座席が開放された。扉側の最前部は全車一斉に行われ、運転席側は専用のビニールの覆いをつけた車(写真)から開放されている。覆いは上から下まで飛沫防止を目的として運転席を遮断するようにつけてビス留めされ、透明ではないため前の見通しは利かなくなっている。3月頭の時点では新型エルガのD・E・F代を中心につけられ、順次拡大する模様。
なお、元から運転席後ろが壁になっている燃料電池・スカニアのフルフラットバスについては即時解放となった。
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新型コロナウィルスの影響で令和2(2020)年春に閉鎖されて以来3年が経過したが、日本バス協会の「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」においては「一部の座席を使用禁止とする」項目はすでに削除※されており、労使交渉もまとまったのかついに解禁となった。
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※当初のガイドラインでは「バス車内の一部の座席を使用禁止とする」ことが明記されていたが、令和2(2020)年7月21日付の第4版で「(使用禁止は)乗客と乗務員の飛沫感染を防止する対策がとられている場合は除く」と追記、さらに令和4(2022)年12月1日付の第7版では文言自体が削除され、ガイドライン上では座席の使用禁止は不要となっていた。
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現在は運転席後ろが開放された車はまだ少ないが、今後のビニールシートの拡大とともに開放が広がるのを期待したい。

新たに付けられた飛沫防止シート(H-R)
開放された座席
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