令和6(2024)年5月11日・12日の両日、東京メトロ東西線の南砂町駅の線路切り替え工事により東陽町~西葛西が終日運休となるため代行バスが運転された。5:00~1:00頃まで早朝深夜を除き5分間隔未満で運転され、各日とも定期便で70台以上、随時運行対応も含めると100台以上が動員される大規模な内容で、JRバス関東が幹事会社となり都内を中心とした各社が代行バスの運行にあたった。都営バスも地元の交通機関としてその輸送の任にあたった。
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都営バスは各日とも16台が出動し、国際興業に次ぐ規模となった。
東陽町駅は駅東側、永代通り南側の歩道から発車して駅前を左折、新砂を経由してJRバス関東の車庫前を通り明治通り・日曹橋から永代通り(清砂大橋通り)を右折、南砂町駅入口を左折して暫定開放された南砂町駅駅前広場に到着。そこから通りに戻り、清砂大橋を渡って西葛西駅南側の通り上で終点となる。回送で中葛西・新田住宅を回り、永代通りに戻る清砂大橋の手前で東陽町駅行きの乗り場が設けられ、通りを直進して南砂町駅のロータリーを経由し東陽町駅に戻る。
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所要時間は東陽町駅→西葛西駅20分、西葛西駅→東陽町駅15分で余裕を設けていたが、初日午前は西葛西駅付近の道路工事の影響で大幅にダイヤが乱れていた。日中の幅広い時間帯で5分間隔でダイヤが組まれたが、遅れた際や多客の場合はすぐに臨時便が出る体制となっていた。
運行管理は新砂のJRバス関東車庫脇にある東京メトロ運動場が拠点となっており、出庫・入庫の際もいったんここを経由してから東陽町駅に向かうようになっていた。
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号車番号は早朝の出庫が1号車となり、おおむねメトロ運動場の出庫順に74?号車までが振られた。時間帯が後ろに行くにしたがって数字が繰り上がり、都営バスは日中時間帯のみの運行だったため最大でも55号車だった。また、随時運行便については101号車から附番された。おおむね1台あたり3または4往復こなすダイヤとなっていた。
5月11日 | 5月12日 | |
12号車 | N-K251 | N-F602 |
17号車 | A-F563 | A-K210 |
20号車 | E-K226 | E-Z548 |
27号車 | T-E520 | T-E520 |
28号車 | P-H890 | P-T267 |
30号車 | N-K252 | N-H898 |
34号車 | F-G743 | F-G743 |
35号車 | H-D341 | H-D341 |
36号車 | B-G822 | B-G831 |
38号車 | K-H011 | K-H011 |
40号車 | H-B750 | H-D343 |
46号車 | P-G801 | P-H885 |
50号車 | B-G831 | B-E387 |
52号車 | B-E387 | B-G822 |
54号車 | K-K265 | K-K265 |
55号車 | K-B798 | K-C281 |
本務車(1-74号車)の内訳は、一部推測を含むが以下の台数となっていた。これ以外にに随時便専用で東京空港交通・群馬バス・西東京バス(観光)が加わり、東京都内に本拠がある路線事業者(コミバス・小規模系を除く)では小田急・神奈中以外は全事業者が出動していた。
国際興業19、都営16、
東武9、西武5、京王系4、
東急・京成タウン3、
京成・京急・関東・JRバス関・群馬・千葉中央2、
ベイシティ・平和・帝産1