初代みんくるバス
平成12年7月27日より、都営バスのマスコットキャラクターとして登場した「みんくる」を車体に描いたバスが登場した。当時としては先進的な超低床車・ノンステップ車を中心に3タイプがラッピングされ、3種類が3輛ずつの計9輛に施された。しばらくして唯一の一般車となるA512にも追加され、全10輛となった。A~Cタイプは当時の公式発表のときに書かれていた種類の名である。
座席モケットについても、同時にみんくる柄のものに交換された。まだ他の車はイチョウもしくは無地柄だった。
・(Aタイプ)リフト付き超低床(ワンステップ)車中心のデザイン 前扉脇は団子みんくる(M(B)-Z371, K-B748, S-A582)
・(Bタイプ)リフト付きらくらくステップ車中心のデザイン 前扉脇は共通カードみんくる(B(K)-C163, N-C167, V-B750, L-A512)
・(Cタイプ)ノンステップは既存のノンステップにステッカーを貼ったデザイン(T-D209, D(S)-F450, L-E406)
となった。それぞれのデザインで「みんくる」の配置が異なるのが特徴である。しかし、これらの車両の除籍とともに代替の車に貼られることはなく、順次消滅した。
ノンステップバスタイプは、平成19年3月から順次PASMOラッピングが上から貼られて先に姿を消してしまった。
Aタイプ
▲K-B748 |
▲K-B748 |
▲S-A582 |
Bタイプ
▲V-B750 |
▲V-B750 |
▲N-C167[タ] |
▲N-C167[タ] |
Cタイプ
▲L-E406[タ] |
▲S-F450[タ] |
みんくる15周年記念ラッピング その1
平成26年にみんくるラッピングが久々の復活となった。ラッピングは15周年仕様で、前面の行き先表示脇のオレンジ色が映えるデザインとなった。前面も含めたフルラッピングなのは広告扱いではないからか、他のラッピング車との大きな違いと言える。
平成26年7月に深川車庫で行われた「みんくる感謝祭」でお披露目され、抽選で当たった参加者が都心の観光地を巡るショートトリップに招待された。主に[錦13](錦糸町駅~晴海埠頭・深川車庫)で運用されており、みんくる15周年が過ぎた平成29年現在でも運行されている。
▲15周年記念 S-R543[YA]
みんくる15周年記念ラッピング その2
上記のみんくる感謝祭の開催後、平成26年7月より小滝橋・北に新「みんくるラッピング車」が登場した。深川に登場したものとは異なり前面ラッピングはないが、すっきりとまとまったデザインになっている。いずれもR代(E-R562, N-R591)となっており、小滝橋は水色ベース、北は黄色ベースとなっている。これ以外に増える気配がないのが残念なところ。
▲E-R562[YA]
▲N-R591[YA]