令和4(2022)年7月7日、H代の新車登場に合わせて渋谷のA583が貸切登録化され、A010に改番された。一般路線車の貸切登録は都営バス初と思われる。
P代観光車は売却・除籍計画から今年度全て除籍予定と考えられ、残るのがE代3台のみで貸切事業継続に必要な5台を下回るため、その穴埋めで貸切登録車を割り当てたのだろう。一般車の用途変更による改番は昭和39(1964)年度車の路線(H494)→特定車(H994)化以来、約50年ぶりと思われる。
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貸切化といっても他事業者に見られるような運賃箱の撤去はなく、設備は変わっていないようだ。局番表記はB-A010(貸切)と営業所表記の部分に(貸切)を入れる斬新な書き方で、局番札も新たな番号に上書きされた。主に路線車での特輸(小学校の貸切やビックサイト臨時など)に優先的に出てくる可能性が高いが、路線の営業にも出るか期待されるところ。
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(学急行)
改番前のA583は数少ない補助ブレーキ増設の教習兼用車を活かしたのか、6月は新人研修にて深川車庫をベースに働いており、7月に入り改番前日の7月6日まで営業についていた。
▲A583 (ゆるっ都)