先日の「都営バス構想2020」のニュース内で記した新型フルフラットノンステップバスの入札が、平成29(2017)年9月11日に告示された。
随意契約ではなく一般競争入札となっている。数は29輛で、内訳は青梅を除く全車庫のうちから別途指示するとなっているため未定なのだろう。
今後のスケジュールは11月2日開札、平成30(2018)年10月19日が納入期限となっており、来年度上半期に導入されるようだ。
(11/9追記)開札の結果、落札者は「スカニアジャパン株式会社」となった。これ以外の企業の入札はなし。 落札金額は税抜9億9905万円(3,445万円/台)。
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入札の条件については、告示によれば以下の通りとなっている。
・日本国内において路線バスの製造又は販売実績を有し、当該物品を確実かつ十分に納入することが可能であること
・純正部品を平日午前までに発注した場合、翌日に納入できる体制を有すること
・緊急時に迅速な修理体制をとれる車両メーカの直営または、正規販売店の自動車整備工場を有すること
海外製の場合、これらを満たせるかどうかもキーになると思われる。
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なお、申請要件としては「東京都交通局における「平成29・30年度物品買入れ等競争入札参加資格」を有し、営業種目「自動車・自転車」で「A・B」の格付け」も条件になっており、スカニアジャパンはこの条件にも当てはまっている。
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東京都の関連ではスカニアとはとバスがタッグを組んで二階建てバス「アストロメガ」を導入したのが記憶に新しい。また、新潟交通や西鉄が運行する連接バスもスカニア製となっている。しかし連接でない単車の例は少なく、ボディがどこの会社になるか、また都営独自仕様がどの程度入るかはお楽しみというところだ。
▲2017東京モーターショーのスカニアブースにて。展示はトラックでバスは模型展示のみ。