令和3(2021)年4月より、都営バスの音声合成機器が各車庫にて順次ネプチューンのFC-8000に更新されている。
車内放送や、行先表示・次停留所表示・運賃箱・電子スタフなど各種機器との連動を担う中核の機器である音声合成機器は、かつて車庫ごとにクラリオン・ネプチューン(現・レゾナント)の2メーカーに分かれていたが、2007年頃にネプチューンのFC-7000に統一された。更新から十数年が経ち、経年で新機種に更新されるということだろう。令和2(2020)年9月に「都バス用音声合成放送装置ほかの買入れ」の名目で、税込およそ1億2,600万円で契約されており、この機種の全車分の買い入れと思われる。
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この機種の特徴機能としては、データカードを挿さずとも無線経由で各車のデータが更新できたり、また液晶設定器の画面を使った経路ナビ機能、GPSを用いて各停留所の案内放送を自動で行うこと、マルチリンガルインフォメーション(多言語案内) などが挙げられる。これらが都営バスでも活用されるのかは気になるところだ。