交通局は令和5(2023)年8月1日より燃料電池バスのラッピングバスを開始すると6月15日に発表した。リースで特殊な車ということもあり従来は全面広告の対象外で、三菱UFJフィナンシャルグループが広告したG175号車以外には、期間限定で福島の水素PRラッピングを行った程度である。
今回、開始にあたって交通局は以下の通りPRしており、気合の入った様子がうかがえる。交通局のリリースはこちらから→燃料電池バスにおけるラッピング広告の販売を開始します!
CO2を一切排出しない燃料電池バスへのラッピング広告は、エシカル商品・商材のPRやSDGsに積極的に取り組む企業、団体のアピールにも最適な媒体です。
広告料は系統を指定せず、営業所によって2ランクに分かれる。品川・港南・深川・有明はAランクで1台1年間160万円(1か月あたり16万円)、江戸川・臨海はBランクで120万円(1か月あたり12万円)。3か月・6か月・1年の3コースがある。
一般のラッピング料金だと深川の[都05](東京駅南口~晴海埠頭・東京ビッグサイト)は年間200万円、江戸川・臨海の一般系統は80万円なので一般系統とは少々異なるようだ。
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当初の申込期間は6月16日~29日まで、応募多数の場合の抽選は6月30日。掲出開始日は同年8月1日となっている。埋まらなかった場合は随時募集となる。
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広告掲出エリアは、窓部分を除く黒いデザイン部分もほとんどが対象となる。ただし、側面・背面の「H2水素」「FUEL CELL BUS」のロゴはラッピングの上から貼ることが指定されるため、その部分は文字などのデザインは置けない。