都営バス資料館

スカニア・フルフラットノンステップバス第一陣が納車

平成30(2018)年10月18日~19日にかけて、都営初となるスカニアのフルフラットノンステップバスが渋谷・巣鴨・早稲田に計5輛納車された。新世代の都営バスとして、後ろの座席まで通路の傾斜が一定以下のフルフラットバスは初となる。
9月頃より日本に輸入され、ディーラー等の敷地にて留置されている姿が確認されていたが、ついに第一陣が登録されたことになる。
国際的な型式はスカニア N280UB4x2EBで、オーストラリアのボルグレン(volgren) optimusの車体を架装。直列5気筒のEuro 6規制(+SCR)に対応したDC09エンジンで、出力は不明。トランスミッションはZFの6速AT(Ecolife 6AP1402B)となっている。日本でも型式認定を受け、2DG-NB4X2**という型式を取得した。燃料電池などと同じくオージのフルカラー・フルドットのLED表示器を備えており、巣鴨・早稲田には初のフルカラーLED車となった。
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今回導入された5輛は以下の通り。現時点では、これに伴う除籍車はない模様。900番台は平成19(2007)年まで事業を行っていた特別支援学校への特定車が使っていた番台だが、久しぶりの復活となった。
渋谷 B-D901 品川230あ901
巣鴨 P-D902 練馬230あ902
巣鴨 P-D903 練馬230あ903
早稲田 T-D904 練馬230あ904
早稲田 T-D905 練馬230あ905
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既報:
フルフラットノンステップ、ボルグレン(豪)車体を架装へ
フルフラットバス、ZFのATを採用
フルフラットノンステップ続報
フルフラットノンステップバス、スカニアのfacebookで公開
都営フルフラットバスのデザインが明らかに?
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塗装はオーストラリアから目撃された時点からあまり変化はなく、各種ステッカーや「フルフラットバス」のロゴが追加された程度で、白い部分がかなり残っている。今後何かしらの追加の装飾をするのかは不明。
直線的なカタカナのロゴで、局内愛称は「フルフラットバス」になるということかもしれない。局番札は存在せず、ヘッドマークは前面パネルの強度を考慮したのかバスコレクションのようなステッカー処理なのは多少残念なところ。
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▲巣鴨に納車されたP-D902 [えこすか] .
まだドライブレコーダー等の装備もないことから、営業に向けてしばらく準備の必要があり、営業は先になるが高いと思われる。残り24輛の配置やお披露目も含め、いつから、どこの系統で走り始めるか楽しみなところだ。また、内装など細かいポイントについても判明次第紹介したい。
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納車後の10月4週については、各車とも試運転を行い、オーバーハングが従来車と異なるため各折返所などで転回できるかを入念にチェックしていた模様。


▲目撃のツイート(池袋サンシャインシティ、東大構内にて)

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