平成29年1月上旬に、東京都の入札にて「新型接近表示システムの制作および設置」が告示された。
液晶型の接近表示を5基、管理端末を1基納入するもので、対象のバス停は電照式の四面バス停(下写真のようなタイプ)となっている。
仕様を見る限り、現在多くのバス停で稼働している数字がカウントダウンする簡易接近表示のグレードアップ版と考えられ、日本語・英語で系統・行き先・案内を都のサーバー側から自由に指示して流せるほか、スピーカー付で音声が流せるような仕様となっている。
1画面に4系統を同時に表示し、5系統以上は画面を切り替えて表示する(最大8系統)。停留所のアクリル板部分に埋め込めるようなサイズとなるのだろう。デザインは「縦型」が主として図示されているが、「横型」も検討することとなっている。なお、デザインイメージの図示はあくまで例で、実際は別途落札業者と交通局とでデザインすることになるのだろうる
液晶表示とすることで、現地の書き換えの手間もなく、液晶画面も昔に比べて低コストとなったことから長期的なコストダウンも狙えるということだろう。同様な液晶での表示は京都市バスや西鉄の都心部で例があり、都営バスの納入期限が3月28日となっていることから、2017年度には登場しそうだ。現地の登場を期待したい。