都営バス資料館

令和5(2023)年春改編あれこれ

4月1日に令和5(2023)年の春改編・ダイヤ改正が実施された。ここでは系統や出来事単位で変わったところを見ていこう。

[品96甲]廃止

品川所管の[品96甲](品川駅港南口~天王洲アイル循環)が廃止。平日朝のみ運転する循環系統で、近くを走る[品96乙](~りんかい線天王洲アイル駅)に一本化された。朝ラッシュ時のみ見られた続行運転も見納めとなった。4月からは[品96乙]が[品96]に改番されて運行中。

[品96甲]最終運行便(五)
車内液晶掲示(五)
廃止のお知らせ看板(五)
[品96甲]と[品96乙]で並ぶ(五)

[AL01]廃止

東大島駅~小松川地区を結ぶ平日朝夕のみ運転されていた小系統も廃止。運賃も110円と安い設定になっていた。小松川地区の独自停留所は後述の[平28]が経路変更することで対応した。

フルカラーの[AL01]は午前で見納め(五)
もう見られない並び。[平28]は4/1より後ろに移り、前の乗り場は[錦27-3](錦糸町駅)専用になる(にしづめ)
[AL01]の最終便(とこむぎ)

[平28]経路変更・共管

東大島駅方面はチェリーガーデンなどを経由するようになり、表示が一新。また、臨海支所が新たに担当するようになった。いずれの曜日も遅番の1運用のみで、出入は回送。

新たに「チェリーガーデン」経由が入った[平28](とこむぎ)
平井駅で表示を切り替えるようになり、分かりやすい表示に(にしづめ)
平日始発のみ[AL01]の代替で設定された小松川第二保育園始発(にしづめ)
小松川第二保育園始発は行先のみ(にしづめ)

[新小22]船堀駅の短縮

最終1本のみ[新小22]に設定されていた葛西駅→一之江駅→船堀駅が設定廃止となり、東小松川一丁目止まりに短縮。
[亀26]用の東小松川一丁目に停まり、船堀街道を左折して船堀駅方面へ向かう設定も見納めとなった。

設定廃止になった船堀駅行き(とこむぎ)
東小松川一丁目を鋭角に曲がる設定も見納めに(にしづめ)
4/1からは東小松川一丁目止まりとして運転(いずも)

渋谷車庫出庫の変更

渋谷車庫の上智(あげち)橋出庫口からの出庫が見納めとなり、早朝を除く大半の出庫が回送となった。
相当昔に建てられた橋で老朽化が進んでおり、架替工事を計画するも令和3(2021)年の入札は不調となったが、バスの通行はとりあえず取りやめになった模様。山手線側から大回り(比丘橋経由)で出庫するようになった。このため、普段は昼過ぎにバスで埋める山手線側の出庫口を空けておくようになり、車両留置にも変化が生じている。

しばらく見納めとなった上智橋からの出庫(P)
出庫口から明治通りへ(P)
比丘(びく)橋から上智橋を望む(P)

[門33]が江東単独主管に

[門33](亀戸駅~豊海水産埠頭)から南千住が撤退し、江東単独になった。南千住が参入していたのは5年間で、当時は江東の担当不足を埋める穴として登場したものの、全体的な所要数減で共管も必要なくなったということかもしれない。

[東42-3]にたまに出るくらいのH011が珍しく[門33]へ。最終日はC代だった(にっけー)

[上69]春日駅止まりの設定廃止

[都02乙](池袋駅東口~東京ドームシティ)の出入としてわずかに運転されていた[上69]の小滝橋車庫~春日駅の設定が廃止、全て回送になった。代わりに、[都02乙]の最終便に池袋駅東口→春日駅が新たに設定された(約18年ぶりの復活)。

(P)
春日駅発は前面の経由地が入らない(one)

停留所改称

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