令和6(2024)年4月18日から「福島の水素」のラッピングバスが江戸川・深川・有明管内で5台走ることが発表された。
東京都は従来より都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでいる。都と水素エネルギーの普及促進に関する包括的な協定を締結しているNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が福島県浪江町内にて太陽光発電の電力を利用した世界有数規模の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で実証を行っており、同所で製造された「グリーン水素」の都内利用拡大を進めていく予定となっている。
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これらの取組を広く周知する目的で江戸川に5台のラッピングバスが貼られた、福島県浪江町の子供たちのデザインとなっており、優しい色合いになっている。福島の水素といえば令和3(2021)年8月に一時期実施されたラッピングバスが記憶に新しいが、全面ラッピングになったほか、期間も1年間に拡大され、令和7(2025)年3月21日まで実施予定となっている。
対象は江戸川がF147, F148, F160、深川がF141、有明がE138となっている。
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5月20日には新砂水素ステーションにて小池都知事・内堀福島県知事らも参加した式典が行われ、V-F150が出席。月に一度、トレーラー1台分の福島県産水素が供給されて都内を走る燃料電池バスなどに活用されるとのこと。
【福島県産の“水素”を東京都内のバスに活用】小池都知事らがセレモニー(福島中央テレビNEWS)