令和7(2025)年4月1日に、都バス路線案内「みんくるガイド」の新版の配布が始まった。春の路線改編に対応した内容で、本年は濃い水色の地色にサイズ・全体的な様式は前年と同じで、横14.8x縦21cmの折り畳みになっている。
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地図面についての変更は改編対応が中心で、[FL01](錦糸町駅~葛西駅)などの休止系統についても廃止と同様に削除されたほか、土曜・休日の運行を休止した[反94](五反田駅~赤羽橋駅)なども平日のみの注釈が追加された。
以下、主な変更が見られた箇所を見ていこう。いずれも左が2024年版、右が2025年版である。
[草63-2]が平日のみに変更、東京芸術劇場の休館を追記、NTT池袋の配置変更
上野学園短期大学へ名称変更、ABAB削除、定期券発売所のナンバー削除
出入系統の廃止で西側がすっきりに。なお、もともと[渋88出入](渋谷駅東・西口~新宿車庫)は路線図から無視されていた

[王49]の系統整理、[里48-2]の系統番号記載場所変更、[王49]江北駅発着の平日朝→平日日中に記載変更、配置変更により「JR京浜東北線」の文字変更
[練68]が練馬駅方面のみ運転になったことで目白駅方面の記載を削除、停留所もすべて片方向に。平日のみ→平日日中のみに変更
拡大図と同じく[草63-2]の変更が中心。文字数が増えたため[池86]の配置なども変更
新宿車庫の出入系統廃止、東京オペラシティ南・新国立劇場の配置修正。国立国際医療研究センター→~医療センターへ名称変更に対応(横の施設名も変更)
なぜか「千駄ヶ谷駅」の縦位置がわずかに下に変更される
昨年夏の[上69]臨時経路変更に対応、大曲の2回停車も
[都02乙]一ツ橋発着が平日のみになったため記載変更
[FL01]の削除
[反94]の各地の注記を「朝・夕のみ→平日朝・夕のみ」に変更。[田87]の番号が三光坂下に学校マークが増えたため左にずれる
[都05-1][都05-2]が太線ランクが上がり、それに伴って表記が各地でずれる
晴海一丁目付近の[業10][東16]経路変更に対応、[豊洲01]の北側削除による再配置
[木11乙]の各地の注記を「朝・夕のみ→平日朝・夕のみ」に変更、再配置
[田99]の各地の注記を「朝・夕のみ→平日朝・夕のみ」に変更、再配置。[品99]の経路変更で御楯橋付近の表記変更、[浜95]の品川車庫~品川駅港南口短縮により品川車庫の停留所色変更、周辺の停留所名配置が大きく変わる
[海01]のショートカット経路が太線に、[波01]の海の森延伸対応。直行系統も描かれフェリー埠頭に20年以上ぶりに線が引かれる
箱根ヶ崎駅付近の新青梅街道への迂回により図の変更
裏面は改編に伴う対応のほか、一部文言の変更が見られた。
乗り場案内の変更については省略
適用路線が「(江東01系統及び深夜バスを除く)→(江東01系統を除く)」に。
「都電・都営バス連絡定期券→東京さくらトラム・都営バス連絡定期券」に変更。共通定期の京成タウンバスを京成バス東京に変更

モバイルSuicaの取り扱いについても「都電・都営バス連絡定期券→東京さくらトラム・都営バス連絡定期券」に変更。荒川電車営業所でクレジットカードが使えない注記を削除
シルバーパスの「深夜バスをご利用になる場合は~」の文言を削除
一日乗車券の発売場所は、「右下の」→「右の」に変更
小児用の都営バスIC一日乗車券は~こども用にSuicaに「発売できます」→「ご購入いただけます」に変更
「発売時に→ご購入の際に」に変更、「小児用カードも発売します→小学生以下がご利用できる小児用PASMOもございます」と乗客側の立場の記載に変更
それに伴い以降のレイアウトを詰めるよう変更
[深夜02][深夜03][深夜13]の片道廃止などの縮小や、各系統の減便に対応してレイアウト変更
500円玉が新500円っぽいデザインに変更
「車内に持ち込めないもの」の記載を追加。動物の持ち込み部分について「車内への動物の持ち込み」のタイトルを追記
「ただし、愛玩用小動物(ペット)については、他のお客様のご迷惑にならないよう、安全なケースに入れた場合に限り」
→「ただし、例外として、愛玩用小動物(ペット)については、以下の場合に限り」に変更
24年度版までは「安全なケース」という記載だったのが「ペットの顔や足が露出しない完全なケース(バッグ含む)」と明記されたほか、ペットカートは「分離型のものでケースとカートを分離し、カート部分を予め折り畳んでご乗車される場合」と変更。折り畳めないペットカート・ペット用スリングについては「持ち込みはご遠慮願います」→「お断わりしています」と表現を変更
例外時でも、左記の~大きさや留意事項をお守りいただきます を追記
これらの記載追記は下半分の優先席以下のスペースを削って対応