3月28日から4月1日にかけて、令和7(2025)年の春改編・ダイヤ改正が実施された。ここでは系統や出来事単位で変わったところを見ていこう。
[宿74出入][宿75出入]廃止
新宿駅西口~新宿車庫の出入が2系統とも廃止になり、新宿車庫前から出る系統が全て廃止となる。
[宿74出入]中央公園経由は、昭和43(1968)年に[49]→[草79](新宿車庫~浅草公園)で設定。淀橋浄水場後の再開発を見据えたと思うが、昭和51(1976)年に西参道経由に変更。それ以降は有効活用されず、[宿74]の出入だけが経由していたようだ。といっても出入庫路線は都営の路線図には独自区間があっても掲載されないのが基本で、途中の中央公園停留場は長らく無視されていた。
平成12(2000)年にみんくるガイドと名を変えたのを機に[出入02]という謎の番号で掲載されるようになり、平成16(2004)年には現在の[宿74出入]になった。
[宿75出入]はもともと甲州街道経由の長距離路線が様々に往来していた区間。また、車庫発の新宿郵便局の区間は[40]→([東72]が代々木方面に向かうのに経由した道路に由来。昭和40年代後半には、[東72]は甲州街道経由に、それ以外の上りは新宿郵便局経由になって今の姿になった。
新宿駅西口~新宿車庫は[秋76]という記憶の方が多いが、元々の都電代替の時点では新宿駅西口発着。同じ区間の他系統が廃止短縮ののち、昭和55(1980)年に新宿車庫まで延伸された。平成12年の大江戸線改編で大量に走っていた[秋76]は一気に廃止され、新宿駅西口~新宿車庫だけ残して[出入01]と名乗った。当時は乗客を見込んである程度の本数が確保されたが、すぐに減便を重ね出入庫で走るのみになってしまった
新宿車庫の停留所は廃止となり、新宿は営業路線が目の前まで来ない車庫となる。



[宿74出入](とこむぎ)

]新宿車庫バス停(とこむぎ)


[渋88出入]廃止
平成19(2007年)に[池86]名義で新宿車庫→渋谷駅西口の出庫が開通するも、1日1本のままだった。新宿のはと移管後は[渋88出入]と系統番号を変更。今後の路線拡張の前触れかと思ったが、最後まで1往復のままで終わった。唯一の新宿駅南口を営業する都営バス路線でもあった。







[FL01]休止




深夜バスの縮小
今回運転を取りやめた深夜バスの中でも、一番誰も話題にしてない感のあなコーシャハイム→西葛西駅ゆき。
駅への帰りをおまけで運転している感じでした。
有明一丁目発は乗る可能性はあったものの、運用効率化とともに回送に。それにしても最近はL代がほぼ固定だったイメージ。
豊島五団地の深夜バス[深夜02]も新田方面の[深夜11]と合わせて大幅に縮小。おまけで運転していた王子駅方面はともかく、池袋駅発は乗客も目立って多かったので、残してもよかった…気も。





[豊洲01]短縮
[王49折]変更






[木11乙][反94][田99]が平日のみに



[錦11]に港南参入




[品97]に新宿参入


その他移管





その他行き先廃止


