都営バス資料館

燃料電池のG175が納車、MUFGデザインのラッピングに

令和4(2022)年2月17日より、三菱フィナンシャル・グループ5社※(以下MUFG)の寄付により新たな燃料電池バスを1台運行することが発表された。局番はF代からの続番となるG175で、所属は深川。三菱本館のある国際フォーラム付近を通る[都05-2](東京駅南口~東京ビッグサイト)指定で運転される。
※株式会社三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行株式会社・三菱UFJ証券ホールディングス株式会社・三菱UFJニコス株式会社・アコム株式会社

▲S-G175
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これに先立つ2月1日に実車が納車されており、納車時は車体デザイン部分は真っ白でステッカー類もまったくない状態だったが、MUFGの赤を基調としたデザインのフルラッピングとなった。リアの乗降中表示はF代までと同じく縦書きの外付けタイプのものが後付けされており、他社で使われる埋め込み式の横書き部分はラッピングで塞がれている。
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ナンバーは「江東210あ175」で、緑ナンバーで希望ナンバーの組み合わせは燃料電池では初。これにより、都営バスの燃料電池の在籍数は計71台となった。なお、これに伴う除籍は現時点ではない。
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MUFGのプレスリリース

同時にMUFG側も燃料電池バスのプレスリリースを出し、同型の車を南海バス/関西エアポート(3月中旬)、大阪シティバス(3月下旬)にも1台ずつ、計3台の車両購入費を寄付したことを明らかにした。3事業者に対して6年間で総額約2億円の寄付を行う記述となっている。
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燃料電池バスの本体価格は約1億円で、国の補助が3300万円、都の「燃料電池バスの導入促進事業助成金」が4700万円、事業者負担分(リース代金総額)が2000万円程度となっている。「6年間」はリース期間と考えれば、都の補助とリース代を肩代わりしたという可能性が高そうだ。
「今後とも、環境に優しい車両を積極的に導入し、ゼロエミッション東京の実現に貢献してまいります」と記載にあるが、果たして燃料電池の導入が続くのか、電気バスになっていくのか気になるところだ。
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G175は2月17日よりさっそく運行に入っており、いずれも[都05-2]の昼間が休みのダイヤ固定で運行されている。点検などで一般車で運行の場合があるほか、別のダイヤに入る可能性もあるため注意のこと。土曜ダイヤのみ有明ガーデン発着が存在する。
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平日
ビッグサイト発904, 1044, 1738, 1918
有明一丁目発735
東京駅南口発806, 947, 1128, 1820, 1958(有明一丁目止)

土曜
ビッグサイト発1616, 1751
有明ガーデン発1032, 1204
有明一丁目発904
東京駅南口発935(ガーデン止), 1107(ガーデン止), 1237(ガーデン止), 1656, 1830(有明一丁目止)

休日
ビッグサイト発816, 934, 1058, 1459, 1637
東京駅南口発848, 1009, 1134, 1537, 1714


▲(にっけーJP)

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