交通局は平成31(2019)年12月25日より、初のスカニア製のフルフラットノンステップバスを[都02](大塚駅~御徒町駅~錦糸町駅)で運行すると発表した。都営バスのお知らせも参照。
▲錦糸町駅ターミナルの入線試験
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10月中旬に渋谷・早稲田・巣鴨に計5輛が納車されて以来、続いて繰るべき6輛目以降の納車が長らくなく、先に納車された車も営業されることなく各所に貸し出して走行試験等を行っていた。何らかの課題があったが、一定の解決のめどがついたということだろうか。巣鴨のD902は南千住に、D903は千住に、早稲田のD904は小滝橋に、D905は北にそれぞれ貸し出されているが、巣鴨の車については既に返却されており、営業できる状態になったようだ。
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都営バスのリリースでは「日本初のフルフラット」となっているが、都の定義では「傾斜をバリアフリー法及び関連条例で定める建築物の傾斜路の基準1/20(約2.9 度)以下に抑えた大型路線バス」(都営バス構想2020より)となっており、初期世代のノンステップとは別という立場なのだろう。
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▲交通局のリリース内の車内写真
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車内の写真も公開されたが、中扉直後の座席が優先席と同じ水色になっており、優先席扱いになるのだろうか。また、座席定員24人となっていることから、最後尾から2列目の1.5人掛けは1人と計算されているようだ。
営業運行は[都02]限定で、ダイヤ固定か、初期の燃料電池と同じように平日限定になるかは気になるところ。交通局のバスロケーションシステムtobus.jpのラッピングバス検索でも対応するとのことで、運行開始日以降は要チェックだ。