ケンプラッツ記事「BRTはどこから? 新拠点相次ぐ東京バス新時代」によると、オリンピックに向けて東京都が募集していた「虎ノ門・都心地区-環状2号-晴海・有明」の区間に運行するBRTの協力事業者として東京都交通局・京成バスが選定された。交通局は地元の交通機関として、また連接バスでの輸送実績に一日の長がある京成が選ばれたという意味では妥当な点だろう。
--以下ケンプラッツの上記記事より引用--
東京都は今年8月末、都心と臨海部を結ぶ「中規模な交通機関」を整備する計画を発表。整備に向けた都の考え方を示した「都心と臨海副都心とを結ぶ公共交通に関する基本指針」に基づき、環状2号線を中心としたBRTなどを念頭に、導入する交通システムやルートなどの検討を行う「事業協力者」を募集した。応募は7件で、提案内容はいずれもBRTだった。
それぞれの提案内容は非公表だが、実現可能性などを審査した結果、京成バスと東京都交通局の2者が事業協力者に選ばれた。今後は、15年3月末を目標に運行ルート案や施設、料金などの基本的な事項を定める「基本計画」を策定し、来年度には実際に運行する事業者を公募する予定だ。
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この記事にある通り、東京都都市整備局が8月に示した「都心と臨海副都心を結ぶ公共交通に関する基本方針」によれば、オリンピックや住宅需要に備えて中量交通機関を整備することが必要とされ、まず将来の事業化に先だって必要な交通期間・各種サービスレベル(運行・施設・料金)の検討を行うための事業協力者を募集し、その後平成27年春をめどに運行事業者の公募を行うとしている。そして平成31年度には運行開始予定となっている。
事業協力者がそのまま運行事業者になるものではないと但し書きがついているものの、実際の運行事業者がどうなるのか、また路線の基本計画がどのような形になるのかは非常に気になるところだ。
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