平成27年4月1日付で、平成27年度新車(A代)の入札公告が東京都のサイトにて公開された。一般ディーゼル車のみで、全部で100輛となっている。うち3輛は青梅仕様(中乗り)であることが明示され、青梅仕様のみAT車限定となっている。なお、その他の97輛の23区内の仕様については特にAT・MTの限定はない。
納入は7月下旬から翌年の3月14日までとなっており、今までの例を考えても長い期間に少しずつ入籍が進むのだろう。
5月12日の開札の結果が公開され、今年度は「いすゞ自動車首都圏株式会社」が落札した。落札金額は税抜19億円(税込20億5,200万円)となっている。次点は三菱ふそうトラック・バス株式会社(税抜20億8,200万円)、3位は東京日野自動車株式会社(同22億330万円) であった。
1輛あたり税抜1900万円という価格は、前年のZ代の入札価格(いすゞ……1輛あたり1845万円 参考:三菱……1輛あたり1874万円、日野……2200万円)と比べると上昇している。青梅仕様は以前のR代のときは都議会の議事録で約15万円の単価増となっているが、全体の平均にならすと単価としてはほとんど上昇要因にならないことから、前年度よりも数が多いことを考えても社会情勢の変化なのか、仕様が異なるのかは気になるところだ。
なお、例年のような詳細な仕様や予定配置表などは添付されていないが、青梅仕様についてはH代の3輛(H231~233)の置き換え用と思われる。その他の97輛について、現状で残存する車輛は以下の通りとなっている。H代を全部消すにも数が足りないためH代のうちいくらかは残るのがほぼ確実だが、除籍順序は気になるところだ。
- H代大型(AT)…40輛
- H代大型(MT)…31輛
- H代中型ロング…50輛
- K代中型ロング…85輛
- K代CNG…12輛
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