都営バス資料館

Z代(H5)-三菱

総括 いすゞ 日野 三菱 UD Z代データ

U-MP218K

一般車(U-MP218K)が渋谷に19輌導入された。Z代で三菱が導入された車庫は渋谷・南千住のみだが数は多い。ちょうどボディメーカーの切り替わりの時期にあたった。一般車はZ代で呉羽ボディの車体図面変更が行われ、新呉羽・三菱名古屋ともに車体デザインの共通図面が行われ、三菱名古屋のデザインになった。
 これは三菱自動車工業の車体製造部門であった新呉羽自動車工業が、平成5年の三菱自動車の完全子会社化で三菱自動車バス製造(通称:MBM)となり、三菱自動車名古屋製作所との効率化を図るために図面を共通化したのである。よって、Z代の三菱系ボディーには三菱自動車、MBM、新呉羽の3つが混在していることになる。一般車のうち200番台は新呉羽自動車工業で製造され、300番台はMBMで製造された。車体デザインが微妙に異なる箇所といえば側面方向幕部分の処理で、新呉羽は方向幕表示部分の角が丸くなっているが、MBMは角が直角に処理されている。それ以外には目立った差異は見られない。また
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▲B-Z250 [] img
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▲B-Z257 [] 1z_m_z258_10
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▲B-Z313 [] img
▲Z-Z316[]

U-MP618K [都]

都市新バス仕様車(U-MP618K)が渋谷・南千住に計18輌導入された。最後の都市新バス『グリーンリバー』[都08](日暮里駅~錦糸町駅)が開通したため、それ専属の新車として一気に17輌が導入された151。渋谷にも1輌都市新バス仕様が投入され、最後まで残っていた初代都市新バス車のM228を置き換えた。都市新バス仕様車はすべて三菱名古屋で製造、同時に三菱名古屋初の都市新バス仕様車となった。かつての新呉羽ボディの都市新仕様と比較すると、座席配列の変更・ハイバックシートの採用など、グレードアップが図られている。なお、渋谷に配属されたZ350150は、車内座席配置や前面の色分けをグリーンシャトル仕様車に準じ、前面は方向幕脇のガラスが青色となり、ガラスの外側も車体色で塗られているため、南千住の同型式車と雰囲気が全く違って見える。また、Z366/367はニーリング機能が取り付けられ、乗降口扉を開いた時に車体を傾けて3センチ低くすることが可能となっている。
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▲B-Z350 [] img
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▲K-Z352[] 1z_m_z352_kn50
▲K-Z352[き] img
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▲K-Z354[き] img
▲K-Z355[] img
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▲K-Z365[] 1z_m_z365_kn50
▲K-Z365[き] img
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▲K-Z367[]

U-MP618K改 [都・MBECS]

蓄圧式低公害車MBECS(U-MP618K改)が1輌南千住に導入された。三菱自動車が開発した低公害システムである。ブレーキをかける時に得られる制動エネルギーを、床下にある油圧ポンプ内の窒素ガスを圧縮してエネルギーを自身のボンベに蓄え(蓄圧)、圧縮されたエネルギーを発進加速時にディーゼルエンジンの補助動力にすることで、排気ガスの低減を図るシステムである。
 そのため、電気式の日野自動車の低公害車『HIMR』と比べて外部電源からの充電が不必要とされ、効果が期待された。 しかし、システムが複雑だったためにメンテナンスで嫌われたり、導入はしてみたが渋滞の多い区間では期待した程の効果が得られなかったということもあったりで、実際には使用していないケースも見られる。他にも、車体重量が増加してしまったため、全体的な重量を抑えるため定員を少なくしなければならない等の問題もあったため、導入事業者は少ない。
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▲K-Z332 [塩] img
▲K-Z332[] 1z_m_z332_kn50
▲K-Z332[き]

U-MP628M [都・リフト]

リフト付き都市型超低床車(U-MP628M)が南千住に3輌導入された。Y代で導入された仕様に都市新バスのヘッドマークを取り付けただけで、目立った変更点はない。
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▲K-Z376[き]

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