唯一の大江戸線改編以前の車として深川に1輛のみ在籍が残っていた最古参のF代ことF451(日野KC-HU2PMCE)だが、9月23日のバスの日に合わせて[都05](東京駅南口~晴海埠頭)の運行を行ったのを最後に運用を離脱し、方向幕・各種表記が取り外されて除籍前準備が完了した。代替の新車が入っていないため除籍されていないが、今後運用に出る可能性はほぼゼロに近く、ついに最後のF代が実質的に引退となった。
F451は、平成11年12月23日にF450と同じく杉並に入籍し、[都03](新宿駅西口~晴海埠頭:当時)用の新車として活躍したが、平成12年12月の大江戸線改編とともに[都03]が短縮・移管されるとともに深川に移管、以後は[都03][都05]用の車として運行を続けた。
2010年頃にグリーンアローズのヘッドマークがイチョウに外されて、前面の板サボも「ノンステップバス」表示
となった頃からは[都05]に入ることも少なくなった。平成25年8月に僚車のF450が除籍され、F代最古参、かつ深川最後の方向幕車として唯一の存在になった頃からは追うバスファンの数も少しずつ増えていった。
最後はファンサービスということか、運用終了数日前にヘッドマークが再び取り付けられて前面サボも「グリーンアローズ」表示になって往時の姿が復活し、バスの日イベントの最終日で多くのファンを乗せつつの最終日となった。なお、在籍期間は14年9ヶ月となり、かつてのZ代(昭和47年度)車には及ばないものの、近年では最も長生きな存在となった。
これにより現役最古参はH代で先行入籍した[東12]用のCNGエルガ(H100~106)のうち残るH100~102となっている。
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