都営バス資料館

E代(H10)-総括

総括 いすゞ 日野 三菱 UD E代データ

特徴

 平成10年12月にHIMR車やCNG車が導入され、平成11年3月まで導入された。なお、江東の都市新バスについてはが翌年度の5月までずれ込んだ。
 13の車庫に一般車101輌と特定車4輌であった。非ノンステップの一般車が導入された最後の年度となる。D代に引き続きコストダウンがなされ、タイヤホイールの塗装は銀塗装になった。都市新バス仕様車や低公害車で取り付けられていた電照式行灯も廃止され、名称もしくは低公害車マークが印刷されたステッカーを貼るようになった。
 らくらくステップ車は中扉ステップにスロープが収納されるようになった。スロープ板を引き出すことで中扉ステップ部にスロープ板を設置でき、車椅子に乗ったまま乗車することが可能となった。また、折りたたみ式の座席が中ドア付近に2席設置され、車いすも乗車可能であることを示す車いすステッカーが貼られることになった。
 新機軸のバスとしてはCNGノンステップバスがついに登場した。平成10年4月に高圧ガス保安法の関連規制の改正が行われ、従来の鋼製ボンベ以外に、アルミなどの軽量材にカーボン繊維で補強したものを材料とした軽量容器の使用が認められた。これにより約1/3程度に重量を抑えた軽量ボンベを屋根上に搭載でき、低公害とバリアフリーを高いレベルで兼ね備えた車が登場した。
  ノンステップバスの表記は車いすマークと低公害車を示すエコツムリマークの表示ルールを統一した。扉ギリギリまで乗客が立つことを想定して中扉のセンサーの感知幅を広く取る必要があり、立席スペースが減少するために中扉をいすゞCNGノンステップ車を除き引戸に変更した。

初期配置

メーカー 車体 型式 備考 A
品川
M
目黒
B
渋谷
C
新宿
D
杉並
W
青梅
E
小滝
T
早稲
F
練馬
G
大塚
P
巣鴨
N
北 
H
千住
K
南千
Z
青戸
L
江東
R
臨海
V
江戸
S
深川
総計
いすゞ いすゞ KC-LR333J 中型らく 4 4
KC-LV832L ノン 2 2 3 2 9
KC-LV832L改 CNGノン 1 1
NE-LV288L CNG 3 12 15
KC-LV380L 特定らく 1 1 2
いすゞ 集計 2 6 1 1 6 15 31
日野 日野 KC-HU2MLCA 都らくニー 10 10
KC-HU2PMCE ノン 2 2 4
KC-RJ1JJCK 中型らく 9 10 1 20
KC-RU1JLCH HIRⅡ 2 2 4
KC-HT2MLCA 特定らく 1 1 2
日野 集計 11 15 11 3 40
三菱 MBM KC-MK219JUF改 中型らく 3 3 6
KC-MP717K改 CNG 2 2
KC-MP747K ノン 4 2 6
三菱 集計 4 5 3 2 14
日デ 富士 KC-UA460HAN 都らくニー 8 8
KC-UA460KAM ノン 2 2
KC-UA460KAM改 CNGノン 1 1
NE-UA4E0HAN CNG 9 9
日デ 集計 10 10 20
11 15 2 11 6 1 1 10 4 5 3 10 6 3 17 105

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