ZBC-MUM1NAE [燃料電池・ノン]
量産型燃料電池車(ZBC-MUM1NAE)が3輛導入され、都営バスが導入第一号となった。全長は10.5mで一般路線車と同じ。前年度のB代と同じく、リースでの導入となっている。今回の燃料電池は昨年10月にトヨタが東京モーターショーに合わせて発表した「SORA」をベースに作られた市販車となった。
前年度と比較すると、急加速を抑制する「加速制御機能」や車内・車外に設置した8個のカメラを運転席脇のディスプレイに映し、回りの人間・自転車などを検知して運転手に知らせる「視界支援カメラシステム」を新たに搭載。車体デザインは一新されており、車内レイアウトも大幅に異なっている。中扉周辺はフリースペースとなっているほか、車いすスペースには3席の自動収納機能がついた折り畳み座席がある。
手すりの色は黄色と昔に戻ったほか、降車ボタンが英語のみ記載の新型になっている。入口側の前面から運賃箱・乗務員出入口は連続したデザインとなっている。前・中扉の仕様は同じ。新たな案内装置(デジタル路線図)として中扉上に次停留所案内装置を増設している。一般車の次停留所案内より横長で、7停留所先まで一気に表示できるのが特徴。また、行き先表示はB代と同じくフルカラー・フルドットの表示器を備えている。