昨年度に続いてIPTハイブリッドバスの実証実験が行われ、昨年度の番号を継ぎ局番はS-W777となった。まず特徴的なのは外観である。ヘッドライトに観光車の要素も見られ、白黒の近未来的な配色と近年の路面電車のような丸い前面は斬新で、後輪カバーも特徴的である。銘板は昨年度の実証実験で用いたV777と同じで、よく見ると日野のハイブリッド車の外側に装飾を被せたことが分かる。背面の乗降中ランプは中央に配置され、真っ白なデザインにアクセントを与えている。充電中は「非接触/充電中」の表示が交互に出るのが面白い。また、路上給電が運転席からの操作で行えるようになり、より実際の運行に近づいた形で試験できるようになった。車内は運転席後ろの液晶ディスプレイに走行状態が出るのは以前と同じだが、黄緑色の握り棒と赤紫・青・紫の目を引く硬めのバケットシートが特徴的で、従来の椅子よりも軽量化を図ったようだ。